私たちは繁殖しているの評価
私たちは繁殖しているの感想
内田先生はどうしてこんなにも男運が悪いのか?
自身の出産・育児を赤裸々に綴った痛快エッセイ漫画もう20年以上続いている内田春菊先生の大人気の育児エッセイ漫画だ。最近はさすがに“繁殖”は無理なようだが、子供達のそれぞれの進路が明確になってきたりと、子供のいる人なら“共感”出来る内容で面白く、興味深い。勿論、子供の居ない人も楽しく読める内容となっている。納豆やヨーグルトの作り方などの料理やちょっとした健康法なども紹介されているので為にもなる。その「私たちは繁殖している」略して「わた繁」だが、読んでいるうちに驚愕の事実に気が付いた。義父さんはアスペルガー症候群?前夫の“ユーヤ”さんの父親なのだが、どうもアスペルガー症候群ではないか?と思うのだが、如何だろうか?※ちなみにアスペルガー症候群とは高機能発達障害の一種で、学習能力や言語には影響しないものの、脳の障害により独特の思考パターンがあるので主にコミニュケーションに支障を来す障害である。早...この感想を読む
私たちの頭の中はダダ洩れている。
本作を語るにおいて、「内田春菊という人」に触れざるを得ない。「出産・育児エッセイマンガ」というジャンルにおいて、草分けとも言えるであろう本作。今でこそ育児マンガというのはコミックエッセイとして一大カテゴリがあるけれど、その昔、特に女性マンガ家がプライベートをさらすことも少なかった時代(少女マンガ家が実は男だった・・・とかよくありますよね)に、よくぞここまで手の内を、というか身内を丸出しにしたものだと感心する。自身のセックスについてはもとより、子どもたちの実名や夫、夫の家族についても克明に。そして特に不仲の人間については多分に悪辣に描かれている。それはもう、名誉棄損で訴える!とか法律的な生臭い話が頭をかすめるくらい書きなぐってくる。はっきりと言ってしまおう、育児マンガを求めている人間には不快だ。出産・育児マンガであるはずなのに、容赦なく織り込まれてくる「超攻撃姿勢」のおかげで、他のいらん...この感想を読む