GOEMONのあらすじ・作品解説
石川五右衛門と霧隠才蔵を独特の世界観で描いた、2009年に公開された日本のアクション・時代劇映画。製作/原案/監督/脚本は長編第1作目の「CASSHERN」が話題となった紀里谷和明監督で、長編第2作目にあたる。ビジュアル・コンセプトは「喰女-クイメ-」の林田裕至、VFXスーパーバイザーは「CASSHERN」の野崎宏二。 明智光秀が織田信長を暗殺、その光秀は豊臣秀吉により討伐された1582年。つかの間の平和を謳歌する人々の中で暗躍する義賊石川五右衛門は、ある日、豪商紀伊国屋文左衛門の蔵に押し入り、様々な金品と共に南蛮渡来の小箱を盗み出す。が、興味が無く子供にやってしまう。けれどそれは幕府の密書が納められた重要な小箱で…。 五右衛門を「アナザヘヴン」の江口洋介、霧隠才蔵を「荒神」の大沢たかおが演じ、子供時代に共に修行をしたが、真逆の生き様を貫く若者として描いている。他に茶々を広末涼子、猿飛佐助をゴリ(ガレッジセール)、石田三成を要潤、役人又八を玉山鉄二、秀吉の側近我王をチェ・ホンマンなど。
GOEMONの評価
GOEMONの感想
万人受けは難しい、パラレルワールド、想像上の歴史を楽しめるか!?
史実への忠実は求めてはいけない歴史的史実を基に作成された映画やドラマは、100%史実に忠実であることは滅多にない。あのお堅いNHKの大河ドラマだって、エピソードのいくつかは後世の作家の捜索や、その場の演者の意見などで史実を捻じ曲げてストーリー展開していくことがあるという。あまりに改変が突飛すぎると毛嫌いする視聴者も多いが、GOEMONに至っては、もう史実どうこうという範疇ではなく、日本の歴史と似て非なる別の世界の、もう一つの異次元の地球で起きた話とでも思って観るとちょうどいいだろう。五右衛門と真田十勇士の霧隠才蔵が友達だとか、(そもそも才蔵自体が架空の人物という説もある)五右衛門が秀吉の側室の淀と旧知の仲だとか、大雑把な流れは史実を参考にしていても、こまごました人間関係はほぼ史実は無視されている。挙句に忍びの修行をしていたとはいえ、カムイもびっくりの重力に完全に抗ったアクションや、着物などの風俗...この感想を読む
異世界の日本を舞台にした壮大な時代劇
紀里谷和明監督の独特の世界観、映像表現を大きなスクリーンで楽しみたいと思い映画館まで観に行った作品です。舞台は日本で登場人物も日本の歴史上の人物ですが並行宇宙に存在する別の宇宙にある別の地球上の日本が舞台という感じです。戦闘シーンなどはアニメのような素早さがあります。私はそういったものが好きなので充分に楽しむことができました。背景の描写や舞台の仕掛けも紀里谷監督独特のものがありまた大掛かりで観ていてとても楽しめました。上映時間は2時間以上ありましたが途中、飽きる場面が一つも無くどのシーンも丁寧に作られていると感じました。娯楽映画として私はとても楽しめた作品でした。
時代物アクション映画
伝説の大泥棒、石川五右衛門を描いたアクション映画です。時代劇なのかと思ったら大間違いです。斬新なアクション、映像でなんだろう・・・忍者アクションゲームをしているような感覚になりました。CGが結構たくさん使われているんですが、ちょっとファンタジーすぎるというか、人間離れしているシーンが多かった・・・なのでゲームっぽい感じを受けました。ですが、こいった映画は他に無い感じがするので、いいと思いますよ。新しい。宇多田ヒカルのPVなどを手がけている映像作家さんだけに、全体的に壮大なPVという感じがすごくします。外国の人が好みそうな感じな日本映画だなーと思います。日本を題材にしているのに、どこかアメリカンちっく?
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