真マジンガーZEROのあらすじ・作品解説
真マジンガーZEROは、2009年6月~2012年12月まで月刊漫画雑誌チャンピオンREDに連載された、永井豪原作・田畑由秋脚本・余湖裕輝作画の、日本の漫画である。 コミックスは全9巻だが、マジンガーZの根強い人気があって、続編シリーズが同誌上で2013年2月から連載されている。 マジンガーZを起点とする並行世界要素を盛り込んだ物語で、主役ロボットである筈の、マジンガーZの暴走で滅ぶ地球の運命を改変しようと、女性型アンドロイドのミネルバXが並行世界を行き来し、その世界で生きるマジンガーZの搭乗者の兜甲児と共に、マジンガーZの背負う宿命に挑みつつ、世界征服を企むDr.ヘルの軍勢と戦う、というお話。 当初は、テレビアニメのサポート連載と称して、漫画の連載が始まったが、独自路線をひた走り、物語上の共通点は少ない。 短命に終わることが多いリメイク作品の、しかも月刊コミックスにおいて、未だに連載が継続している人気作品である。
真マジンガーZEROの評価
真マジンガーZEROの感想
マジンガーの常識が打ち破られた
マジンガーZと言えばゲッターロボらと並んで巨大ロボットアニメシリーズを代表する作品の一つですが、この「真マジンガーZERO」はそんな原作マジンガーZとはひと味どころではない違いを持っています。この手の原作と大きく異なる新たな作品展開は主にゲッターロボシリーズで良く見られたものでしたが、最近ではマジンガーシリーズでもよく見られるようになりました。本を読み進めていくと、いきなり世界が魔神となったマジンガーZに滅ぼされていたりかと思いきや、自らの祖父に父や恋人を殺されてしまった甲児がやけっぱちになってマジンガーに載って敵を倒し続けて行くなど超展開の連続。どうやらこれはマジンガーZが存在する世界で起こり続けてきた事象であるようで、まるでデモンベインを彷彿とさせるような展開です。そしてまたエンドレスエイトにおける長門のようにその世界を一人見続けた存在がいました。ミネルバX,、原作ではほんのチョイ役と言...この感想を読む