新世紀エヴァンゲリオン 碇シンジ育成計画のあらすじ・作品解説
新世紀エヴァンゲリオン碇シンジ育成計画は、原作はガイナックスおよびカラー、作画は高橋脩が担当している漫画で、2005年より角川書店の月刊少年エースにて連載され、単行本としては全17巻が刊行されている。 本作は新世紀エヴァンゲリオンのゲームをもとに、キャンパス編部分を展開したスピンオフ作品で、コメディの脚色が強く、キャラクターの性格がアニメ版とはまた異なって描かれ、ほとんどオリジナルストーリーとなっているのが特徴である。 第3新東京市を舞台に、碇シンジはある日、碇家の研究の手伝いをしに来た少女・綾波レイと出会う。レイと碇家とは遠い親戚にあたり、一緒に暮らすこととなる。やがてレイはシンジに思いを寄せるようになるが、一方、幼馴染のアスカも二人が親密になっていく様子に気づく。 これまでの作品とは打って変わって、戦闘シーンは全くなく、穏やかな日常とシンジに思いを寄せるアスカやレイの恋愛に重点を置いたストーリーとなっている。
新世紀エヴァンゲリオン 碇シンジ育成計画の評価
新世紀エヴァンゲリオン 碇シンジ育成計画の感想
こんな話を待っていた!
原作の中の碇シンジの夢を実現したエヴァラブコメ第一巻。今巻では出会いと僅かな心の動きが描かれています。エヴァと銘打ってはいますがエヴァンゲリオンも使徒も一切登場しません。キャラだけです。でもそのキャラが個性的に崩壊していて、原作とはまるで違った面白さを感じます。また、最初は綾波レイもまだよそよそしく、無感情に見える原作どおりのものではあるんですが、しかし冒頭のセリフからはこの物語が始まる以前から、碇シンジに対して特別な感情があることをうかがわせます。惣流アスカは原作と大きく変わっていることはないです。一番キャラ崩壊しているのは碇ゲンドウ。まさかの親バカ。最高です。これから碇シンジ、綾波レイ、惣流アスカの三角関係がどうなるか非常に気になるところ。ちなみにまだエロ要素は少なめです。
明るいエヴァ
同タイトルのゲームを元にして作られた漫画である。見てわかるとおりエヴァを題材にして作られた作品だが、本家本元のエヴァとは内容が大きく異なる。元のゲームからして学園エヴァという愛称もあるように、エヴァにおける学園生活部分を重視して作られたものだが、この漫画版はさらにその傾向が強くなっておりコミカライズですらなくもう一つの別作品として考えた方がしっくり来るほどである。ストーリーも大きく異なっており、シンジを中心としたラブコメ色が強い。また原作では無くなっているユイが生きていたり、そのためかゲンドウの性格も非常に丸くなっているなど原作を知っている人間からすれば驚くべき内容の話が繰り広げられている。ネルフやゼーレ、エヴァンゲリオンなども存在はしているがやはり原作と比べると意味合いはかなり異なっている。原作はハッキリ言って明るいとは言いがたい作品だけに、明るいエヴァを楽しみたいならばうってつけの...この感想を読む