実話をもとにしたリアルで生々しい作品
実話だけにリアル1972年ミュンヘンオリンピックの選手村でイスラエル選手団がパレスチナゲリラに拉致され射殺されるという実話をモチーフにしているだけに非常にリアルな作品です。この報復のため、イスラエル政府に非公式に雇われる殺し屋4人組というのがエッセンスとして入ってきます。そして謎の情報提供者から情報を買っていき、相手方の11人の主導犯らを殺していくというのがストーリーの基軸となる展開になるのですが、作品のテーマとして主人公は殺人への嫌悪を感じ始めるとともに、殺しても殺してもまた継承者が出てくるという繰り返しに悩んでいくという暗鬱な感じが根底にあります。結局、ある時点でイスラエル政府から帰還命令を受け帰ってくるが、しこりが残ったまま作品は幕を閉じます。ドキドキさせてくれる緊迫感冒頭から「なんだ、なんだ、何が起きるんだ」という、こわーい緊迫感があります。見事にドキュメンタリー風のニュース動画を...この感想を読む
4.04.0
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