クイルズのあらすじ/作品解説

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クイルズのあらすじ・作品解説

クイルズは、2001年に公開されたアメリカ映画である。監督は、「ライトスタッフ」「存在の耐えられない軽さ」「ヘンリー&ジューン/私が愛した男と女」のフィリップ・カウフマン。脚本は、ダグ・ライト。音楽は、「恋におちたシェイクスピア」「コレリ大尉のマンドリン」のスティーヴン・ウォーベック。出演者は、ジェフリー・ラッシュ、ケイト・ウィンスレット、ホアキン・フェニックス、マイケル・ケイン。 18世紀のフランス。マルキ・ド・サド公爵は猥褻な小説を書いたとして逮捕され、精神病院に入れられるが、クルミエ神父の信条により病院の中で執筆活動を続ける許可を得る。執筆した原稿は、小間使いのマドレーヌにより密かに持ち出されて出版され続けていたが、その事が知られて筆記用具を取り上げられてしまう。しかし、サド侯爵はあらゆる手段を使って執筆活動を続けていくのであった。 権力に屈しない、サド侯爵の怪物的な狂気と才能を描いたドラマである。

クイルズの評価

総合評価
2.502.50
(1件)
映像
3.003.00
脚本
2.002.00
キャスト
3.003.00
音楽
3.003.00
演出
2.502.50

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クイルズの感想

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いまいち見ごたえが…

マルキ・ド・サド、通称サド侯爵といえば、サディズムの語源となる人物として知られています。彼の晩年、獄中生活を描いた物語です。しかし、この作品を見てもサド侯爵のことが分かった気はしません。あくまでも獄中生活だけが描かれており、彼の人格を形成する背景などは掘り下げられていません。エログロ描写がしたいだけなのかと思いきや、彼の心情を吐露するシーン等もあるために、なにか製作者なりのサド侯爵に対する考察的なものが見られるかと期待させられます。もしそれが目的としてあったのなら、私にはまったく読み取れなかったのでしょう。一番気になるのはサド侯爵のキャラクターが破たんしているところです。社会的に認められない欲求を文章にして解消するという行為に、異常なほ‏ど執着を見せる面と、それとは相いれない行為や考え。サド侯爵よりも周りの人間のほうがよっぽど野蛮でしょ、ということを言いたかったのか…などと深読みしてし...この感想を読む

2.52.5
  • 114view
  • 502文字

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