涙そうそうの感想一覧
映画「涙そうそう」についての感想が5件掲載中です。実際に映画を観たレビュアーによる、独自の解釈や深い考察の加わった長文レビューを読んで、作品についての新たな発見や見解を見い出してみてはいかがでしょうか。なお、内容のネタバレや結末が含まれる感想もございますのでご注意ください。
沖縄・兄妹
事前に持っていた勝手なイメージから、もっとサラッと観れる映画なのかと思っていましたが、思いの外重めでびっくりしました。長澤まさみ演じる妹・カオル。そして兄・洋太郎(妻夫木)。高校進学を機に本島の洋太郎の元にやってきたカオルですが、洋太郎には恵子という恋人が。それでいて洋太郎にとって大事な存在のカオル。それにしても洋太郎ですよ。夢を持っては切ないことになるわ、恋愛面でもアレなことになるわで、その立場が何とも苦しいものです。あんな可愛い妹がいるからいいじゃん、て感じもしますがそれはそれで苦しいですよね。この人の運命は本当に、映画でしか語れないんじゃないかとさえ思います。せつなくもありハラハラもして結果的に観終わるまで気持ちを途切れさせない作品だったと思います。世の中に沖縄を舞台にした作品は幾つもありますが、特にこの作品を気に入って沖縄大好きになった人が周りにいます。ちょっと納得。この感想を読む
タイトル負け
見終わった最初の感想は、想像通りというか普通というか。なんだか、次の展開や結末が分かりやすかった感じがあります。「死」の演出も、少し古いというかなんというか。長澤まさみさん、きっといい演技してくれますよ。。叫ぶ方法じゃなくても。キャスト、タイトル、主題歌が良すぎて期待値が高かったのかもしれません。鼻をつまむシーンは、もう少し大事に使って欲しかったです。使いすぎるのは良くない。映画の中で、突っ込みどころがあると、現実に戻ってしまうというかのめり込めず冷静になって鑑賞してしまうので、私には向いていない映画でした。ただ、沖縄の風景・方言は癒されました。にーにっていいですね。
長澤まさみさんで成り立っている映画
二人の関係性にドキドキして、かなりハラハラしながら見てしまった。兄弟とはいえ血の繋がりはないし、長い間離れて暮らしていた2人が突然一緒に暮らし始めて、兄が妹のことを「女性」として意識してしまっても仕方がない。けれど長澤まさみさんが余りにもセクシーだったこともあり、いつ兄妹愛に発展するのか?と、禁断の(血の繋がりはないから違うのかもしれないが)愛の心配をしてしまった。そのために純粋な兄妹愛としてはあまり楽しめなかった。それよりも妻夫木聡さんの恋人役、恵子が二人に嫉妬する気持ちの方に感情移入した。とはいえ、この映画の魅力は長澤まさみさんで成り立っていることは間違いがない事実。彼女のファンは必見の映画だと思う。
王道的な内容。でも夢中になれる作品
この作品大好きです!!長澤まさみが可愛すぎる!!妻夫木聡演じる新垣洋太郎と、長澤まさみ演じる新垣カオルの2人の関係が微妙で、観ていてもどかしくなります!自分の夢を追いかける洋太郎とそれを陰ながら支えるカオルの2人が、沖縄を舞台にのびのびと成長していく姿に、なんだか心が癒されます。何かをするのに、困難もあるかと思いますが、一緒になって支えてくれる人の有難さというのも、なんとなく感じられる作品です。洋太郎とカオルの人柄は、周りの人の純粋さに育てられたんだろうなという印象があります。沖縄を舞台にしていますし、自由に生きている姿に、普段の仕事の疲れを癒してくれながらも、何か自分もチャレンジしたいと思わせてくれる作品です。色んな人に支えられて頑張っていきたいと思いました。
美しい兄妹愛☆
沖縄を舞台にした、血の繋がりは無いけれど、本当の兄妹のように育った素敵な兄妹愛の話♪ お互いをしっかり思いあっているが為に気持ちのすれ違いが生じてしまう場面もありますが、その相手を思う気持ちがとても美しく、微笑ましです! そして、妻夫木聡さん演じるお兄ちゃんを“にぃにぃ”と長澤まさみさん演じる妹のカオルが呼んでるのですが、かわいいです!! にぃにぃがカオルの入学式で涙したり、カオルの為に一生懸命働く姿を見ていると、こんなお兄ちゃん欲しかった!と思わずにはいられません! しかし、こんなに懸命に生きている2人なのに、いろんな試練や災いがふりかかります。。なんでー!ってくらいどんどん可愛そうな展開に。。 ただ、自分がどんなにどん底であっても最後の最後まで妹の事を思って一生懸命に生きたにぃにぃの暖かさに、涙なしには見られません! ちょっとクライマックスにむけて駆け足ぎみに話が進んでしまったのは残...この感想を読む