セルラーのあらすじ・作品解説
セルラーは、2005年に公開されたアメリカ映画である。監督は、「奇跡の旅2」「デッドコースター」「スネーク・フライト」のデイヴィッド・R・エリス。脚本は、「ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT」「47RONIN」のクリス・モーガン。音楽は、「ユージュアル・サスペクツ」「ケーブルガイ」のジョン・オットマン。出演者は、キム・ベイシンガー、クリス・エヴァンス、ウィリアム・H・メイシー、ジェイソン・ステイサム。 高校教師のジェシカは、夫と息子と共に幸せに暮らしていたが、ある日、家に押し入った男達に誘拐され、見知らぬ一軒家の屋根裏部屋に閉じ込められてしまう。犯人は部屋の電話機を金槌で叩き壊してから下の部屋へ去るが、ジェシカが砕けた電話機のワイヤーを接触させると、ライアンという学生の携帯につながった。最初は悪戯だと思ったライアンだが、電話から犯人がジェシカを脅す声が聞こえてきたことからジェシカの言葉を信じ、携帯を切ることができない状況の中で助けようとしていくサスペンス・アクションである。
セルラーの評価
セルラーの感想
ジェイソン・ステイサムの正しい使い方の映画
正統派クライムサスペンスキム・ベイシンガー演じるジェシカは、理由もわからずいきなり誘拐されて屋根裏部屋のようなところに監禁される。そして彼女の息子までもが後で連れてこられてしまう。悪役のリーダーはジェイソン・ステイサムで、彼が演じるイーサンは屋根裏部屋にあった電話をハンマーで粉々にしてジェシカに絶望感を与え出ていくのだが、ジェシカは持っていた理系技術で粉々にされた電話を復元。偶然電話がつながった青年に助けを求め…といった正統派ハリウッド的サスペンスなのだけど、正統派だからか、意外に面白く最後まで観ることが出来た。この映画に大きく貢献しているのは、キム・ベイシンガーの演技だと思う。「ナイン・ハーフ」や「LA・コンフィデンシャル」などでもその素晴らしい演技で大女優といった風格があったけれど、今回の「セルラー」でもさすがと思える演技だった。ただものすごい美人だという印象があったけれど、今回の...この感想を読む
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