ビューティフル・マインドの評価
ビューティフル・マインドについての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際に映画を観たレビュアーによる評価が3件掲載中です。
各項目の評価分布
ビューティフル・マインドの感想
数学者の苦悩
学問への苦悩この映画は、とある大学へ進学した主人公の場面から始まる。私自身も大学、大学院と進み研究を実施してきた立場から、学問への探求および探求した学問が社会に与える影響について、とても悩んだ時期があります。この映画の中でも学問への追及が行われている。しかも、教わるのではなく、導き出すといった内容だ。現代の学問は、教わることでメインになっていて、導き出すといった思考を持つ学生は少ない。そのため、主人公が教授のゼミに参加せず、独自の学問への追及をしている姿は、経験にしたものしかわからない苦悩である。時代への苦悩主人公は、大学で大いなる成果を残している。現実でもその成果は他分野にわたり用いられている。しかし、過去の学者で、大いなる成果を残す人たちは、どうしても時代の概念に邪魔される方が多い。この映画でも、背景で渦巻く、戦争が行われている。戦争は、国全体が一団となり、何事にも最優先となる。こ...この感想を読む