ハムナプトラ2/黄金のピラミッドの評価
ハムナプトラ2/黄金のピラミッドの感想
エジプトを舞台にした冒険映画の筆頭
色褪せないスリルハムナプトラシリーズは第1作からテレビで何度も再放送されている映画。そのせいか、よく知っている気になっていた。「またこれかよ」って思いながらロードショーを観ていた記憶があるのだが、よく見直してみれば確かに、何度も再放送されるだけあって面白いことに気づくのだ。まず舞台が素敵。エジプトの謎に包まれたピラミッド、そこに眠るミイラ、復活のための儀式…エジプト神話に関してはいまだに特番になるほどであり、何千年も前に確かに存在したとされる人とその文明に思いを馳せ、きらびやかさを想像してワクワクしてくる。復活の儀式や、アヌビスの軍隊など、当時にしてはなかなかいいCGを使っていて、煙のようなものがそのまま死者に宿り形となるシーンはいまだに好きな場面だ。そして、リックとエヴリンのぎりぎりのバトルがいい。死ぬか生きるか、本当にギリギリで、肉弾戦から銃撃戦、生身の体で闘う彼らは小細工なし。アク...この感想を読む
前世と運命に翻弄される登場人物たち
運命と偶然の差はわずか夢で見た場所を探してエブリンとオコーネルはエジプトの遺跡にたどり着きます。しかし厳密には夢ではなく前世の記憶だったようです。前作で対決したイムホテップとアナクスナムとエブリンは前世からの因縁でつながっていたようです。そしてオコーネルはエブリンを守るべくして生まれた神の守護者だったようです。だからこそ二人は出会ったのだというアーデスに対し、オコーネルは偶然だと言います。反対にエブリンは夢を自分の前世として受け入れ、スコーピオンキングの復活を阻止する役目が自分にはあるとして動きます。オコーネルは壁画にかかれた自分と同じ刺青をもつ戦士がスコーピオンキングをたおす絵を見てやっと自分の運命を受け入れることを決めたようです。スコーピオンキングを倒す際、イジーに渡したはずの槍をジョナサンがピラミッドに運んできたことからもやはり、オコーネルがスコーピオンキングをたおす運命だったと...この感想を読む