あやかし恋絵巻のあらすじ・作品解説
あやかし恋絵巻は、集英社が出版するマーガレットにおいて2009年から2013年にかけて連載されていた作品である。作者は新條まゆであり、単行本は全6巻が発行されている。 主人公の椿美依子は、伝統ある神社の宮司候補であり、周囲の期待が大きい中、その役割を果たすために努力しているが、霊感がないため自身を欠く状態であった。そんなある日、偶然唱えた呪文が効果を発動してしまい、最強の淫魔である神楽の力を弱めてしまうことになる。神楽の妖力は身体の大きさと共に小さくなってしまったため、美依子は他の淫魔から狙われてしまうことになるが、神楽に助けられながら様々な危機を乗り越えていく。神楽は女の子のぬくもりや愛情をパワーに変える特性があり、美依子のことがなくてはならない存在であり、美依子自身も徐々に神楽を意識するようになり、お互いに求め合う仲になっていく。本作品は、集英社のVOMICにてヴォイスコミックとして配信されている。
あやかし恋絵巻の評価
あやかし恋絵巻の感想
なんといっても表紙の美しさに心を奪われます
美依子が神楽に惹かれたわけ巫女としては、半人前の美依子。一族の中では、霊や妖怪が見える環境で育っているが、彼女には見えない。見えるようになって、お父さんの職業を継ぎたいというのがすごくよくわかります。それに対して少し焦っているようにも見える。お父さんはその業界では有名な人。お父さんを目標に頑張っている姿が結構一所懸命なのがわかります。でも、どこか空回りしている。友達に言われて、偶然に神楽の正体を暴いてしまった。彼はすごく強い妖魔、淫魔だということがわかります。彼を偶然に払ってしまったので、神楽の姿は人形みたいに小さくなります。でも、神楽に触れることによって化け物が見える。触れないと見えない。見えないと払えない。お父さんの後継ぎとして、しっかり勉強をしていて努力をしているので、魔物の知識はしっかり持っています。結構まじめで父母思いの人柄なのがわかります。そのまじめな人が初めて好きになった...この感想を読む