ひとりのトナカイがサンタに会える確率はどのくらいだろう
それぞれの性格は家庭で育まれる。それを実感させる内容になっている。カイトの瞳が最初の出会いから、動物の目らしく描いてあります。さすがトナカイと言われるくらいに動物の目を意識して描いてあるのがよくわかります。その後に出会うトナカイたちも、人間になっているときの瞳も動物チックです。カイトがサンタさんに出会えた日は、お赤飯を炊く!トナカイ一家にとっては、とてもめでたい日なのだなということがそれだけでわかります。この広い世界のなかでたったひとりのサンタを探すトナカイの苦労を思うと、毎日人とぶつかっているのだろうかと思います。人としての生活もあるから、学校帰りの放課後はサンタ探しに費やしていたのかなと思います。その苦労報われてくるみと出会えた。出会いは突然です。カイトの家は、すごくにぎやかな温かい家庭でカイトがあんなに人懐っこいのは、この家庭があったからこそなのかなと感じました。おばあちゃん、父...この感想を読む
3.53.5
PICKUP