覇王愛人のあらすじ・作品解説
覇王愛人は新條まゆによる少女漫画作品で、2002年から2004年まで小学館「少女コミック」にて連載された。単行本は全9巻、英語版、ドイツ語版、スペイン語版も出版されている。「快感フレーズ」など新條まゆの他作品と同じく、少女漫画としては過激な性描写が多いことでも知られている。 病気がちの母親と双子の弟たちと暮らす女子高生・秋野来実は、ある日見ず知らずの男に突然キスをされる。怪我をしていた男を家に連れ帰り介抱してやるが、のちに男は香港マフィアのボス、黒龍だと判明する。来実に惚れ込んだ黒龍によって来実は拉致され、黒龍と共にマフィア同士の抗争に巻き込まれながら、恋愛関係におちいる様が描かれている。普通の女子高生とマフィアのボスの恋というある種のシンデレラストーリーが読者の共感を得、人気を呼んだ。 黒龍の少年時代を描いた小説版(作・高橋ななを)、原作とは異なるオリジナルストーリーのドラマCDも発売されている。
覇王愛人の評価
覇王愛人の感想
妄想女子の究極バイブル
黄金の新條パターンの究極、今度はマフィア新條作品には一つの黄金パターンがある。主人公の女の子が童顔で凡庸(ただし巨乳)、主人公の男子が高校生なのに異様に大人びていてツンデレ、主人公カップルのどちらかが金持ち(大体男性側)で、それが故のぶっとんだイベントの数々、愛情表現に性を重視しすぎる、といったところだろうか。新條さんの作品については、キャラクターが絵的に魅力的なので、珍しい展開を求めてつい手に取ってしまうが、この作品も例にもれずの展開で少々食傷気味な感じを受けた。しかしなぜか癖になってしまうのも否めない。しかも今回は恋愛対象の男性が香港マフィアである。アーティストや国内の富豪などと違い、闇の組織だ。そもそも外国のマフィアがどういう活動をしているか、いくらなんでも作家も潜入取材などするはずもないので、想像で何でもありにできてしまう点では、この作品が新條作品では一番ぶっ飛んでいると言って...この感想を読む
今回も
「覇王・愛人」はフラワーコミックスから発売されている新條まゆ先生のまんがです。バイト帰りに、謎の男に突然キスされてしまう主人公来実。男は追われているようで、体には大きな傷が。。。ほうっておくことができずに傷の手当てをしてあげた来実は、その男に恋心を抱きます。しかしその男は嵐のように去っていってしまう。しかし、香港に拉致されてしまった来実は・・・というあらすじになっています。今回も新條先生らしいありえない展開の連続なんですが、新條先生のまんがのファンなら絶対に楽しめる内容になっているとおもいます。今回もヒロインは可愛らしく、ヒーローは男前です。