ファイナル・デスティネーションのあらすじ・作品解説
ジェームズ・ウオン監督による青春ホラーサスペンス映画ファイナル・デスティネーションは、迫り来る死に怯える人々を描いた作品である。 デヴォン・サワ演じるアレックス・ブラウニングは学校行事の為に飛行機に乗るところであった。しかし飛行機が墜落するという予感を抱き、周囲が止めるのも聞かず、飛行機に乗らず、アレックスの教師や友人、騒ぎを見てた人々など七人が残り、飛行機は飛び立ち、離陸直後飛行機は爆発、墜落をしてしまい、乗っていた全ての人々は絶命するのである。 生き残った人々には、幸せではなく、迫り来る死に怯える日々の始まりとなり、助かったはずの人々が次々と不審な死に見舞われていく。アレックスはこの死は起きるべくして起き、墜落事故により死を迎えるはずであった自分たちにも順番に死が訪れることを悟る。死から逃れるために必死に挑むも、刻一刻と自分の死の番が迫りつつある。 劇中に使われた墜落映像は、実際に1996年に起きた飛行機事故の報道映像を使用し、墜落時刻、目的地の設定も同じものである。
ファイナル・デスティネーションの評価
ファイナル・デスティネーションの感想
逃れられない死の恐怖
ホラー映画もいろんなのを観てきましたが、やっぱりこのシリーズは独特な存在感がありますね。特にこの1作目は話も丁寧に進行していき、日常のなかに潜む死の恐怖をリアルな感じで表現しています。乗るはずだった飛行機からあえて降りて、その後の飛行機事故を回避した主人公たちですが、このシリーズはここからが本番、まるで世界がバランスを保とうとするかのように「死」そのものが、死ぬはずだった主人公たちを襲ってきます。ストーリーはそんな感じなのですが、自分はこの映画を観てから、ちょっと日常でも些細なことから変なケガなどしないように気をつけるようになりましたね。そういう目で見てみると、なるほど、普段の生活のなかにもいろいろ危険は潜んでいるもんだなぁと思いました。
ピタゴラスイッチ♪
思わず人が死ぬたびに、そう心の中で口ずさみたくなる人気シリーズ第一弾。幸運にも死の運命を免れた7人の人間が、その後襲いくる、終わる事のない死の運命に必死に立ち向かおうとするホラーサスペンス。通常のホラーってのは、人を殺しにくる敵ってのが明確に描かれているものですが、今作では、死の運命そのものという、存在自体はとても曖昧なものが敵として立ちはだかります。ほんともう、これって考えると絶望以外なにものでもないと思うのですが、死に方に、順番や法則性がある事に気付きうまく死の運命に抗う主人公達。この死の法則や死に方ですが、今作はシリーズ一作目だけあり、とても丁寧な作りになっていて好感が持てます。なにより、その死に方の緩急が素晴らしい。同級生の一人がバスに轢かれてしまうシーンがあるのですが、そこに至るまでの流れや展開から思いもよらない勢いがあり、この作品一番の見所と言ってもいいシーンになっていると...この感想を読む
面白い
面白い映画ですかね。幸運によって死を回避しても、一度死のリストに載ってしまったものはそれから逃れることは出来ないのか?殺人鬼やモンスターが襲ってくる映画は数あれど、この作品のコンセプトは「死」そのものが襲ってくる恐ろしさ。そのコンセプトもさることながら映像もなかなかに迫力がある作品です。ただ、登場人物たちは迫りくる死に恐怖していますが、観ている方にはあまり恐怖が伝わってこないのが残念。 個人的には、ちょっぴり死の場面が数的に少なかったかな?と思う点と、途中から「どのようにして死ぬのか」が予想できてしまう死のシーンがあった点、死ぬまでをもったいぶりすぎているシーンがあった点などが、消化不良な感じがしました。
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