遠い空の向こうにのあらすじ・作品解説
遠い空の向こうには、2000年公開のアメリカ映画である。監督は、「ミクロキッズ」「ロケッティア」「ジュマンジ」のジョー・ジョンストン。出演者は、ジェイク・ギレンホール、クリス・クーパー、クリス・オーウェン、ローラ・ダーン。 舞台は、1950年代のアメリカの小さな炭鉱町。高校生のホーマー・ヒッカムは、炭鉱で働く無骨な父親と優しい母親と共に、平凡だが幸せな日々を過ごしていた。ある日、ソ連が打ち上げた初の人工衛星スプートニクを見たホーマーは、感動に包まれる。早速、友人たちとロケット作りに挑戦するのだが、コンテストに向けて、ロケットに夢中になっていくホーマーと父親は対立していくようになる。それでもホーマーは、応援してくれる人の言葉を胸に、ロケットへの情熱を信じながら自分の道を歩いていく。後にNASAのエンジニアとなるホーマー・H・ヒッカムの実話を軸に、高校生が自分の夢を持って進む姿と青春が描かれた、ヒューマン・ストーリーである。
遠い空の向こうにの評価
遠い空の向こうにの感想
若さと熱意があふれる名作
思春期ならではのひたむきさの描写この物語の主人公はジェイク・ギレンホール演ずるホーマーという男子高校生で、厳しい父親とフットボール選手の兄に気圧されながら窮屈そうに生きている。そういうときにロシアが打ち上げた衛星スプートニクを見て、ロケットを打ち上げようという夢を抱くようになる。この時にもともとの仲間以外に科学オタクのクェンティンを仲間に引き入れようとするのだけど、こういう多感な時期はオタク呼ばわりされているような同級生と一緒にいるところを見られるのはかなり恥ずかしいと感じる年頃だと思う。実際ホーマーの仲間たちがそう言っていたところもある。そういうものを通り越していけるほどの熱意というのは、今大人が想像できる以上の勇気とひたむきさがあってこそなのだと思う。クェンティンを仲間に入れて様々な実験を繰り返していくシーンがある。たくさんのロケットを打ち上げては失敗し、それを繰り返しながらも楽し...この感想を読む
夢に向かう情熱が人生には不可欠
ロケットを作るという夢高校生のホーマーは、ソ連が打ち上げた世界初の人工衛星スプートニクを見て感化され、ロケットを作ろうと思い立ちます。母や兄も呆れていましたが、特に父は強く反対しました。父は炭鉱で働いており、いずれはホーマーにも炭鉱で働いてほしかったのです。ホーマーはそんな家族の反応も気にせず、友達2人とクラスで孤立している秀才を誘って、ロケット作りを始めます。ロケットの本が手に入らなくても一から勉強し、ロケット研究者のブラウン博士に手紙を送るなど、その意欲は素晴らしいものでした。教師のミス・ライリーはホーマーに本を与えたりして夢を支えてくれます。ロケット作りには自分たちには出来ない溶接の工程がありました。ホーマーは炭鉱の工場で働くバイコフスキーに溶接をお願いします。バイコフスキーは「ばれたらクビになる」と言いながらも、ロケットの溶接をしてくれます。何度も失敗して何度も改良して、ロケット...この感想を読む
青春、科学、友情、親父の背中、大事なものが全て詰まっている。
ウエストバージニア州にある斜陽の炭鉱の町に生きる高校生4人が、1959年ソ連のスプートニクが飛んだ年にロケッツづくりを開始します。すべてが実話に基づく話なのですが、様々な事が起こります。それこそ映画のような話ですが、実話のようです。青春、友情、努力、親父の背中、感謝すべてが詰まっています。この作品を見ると本当の理系とはこうだよなと、科学の楽しみもわかります。でも、夢を叶えるには才能だけでも、情熱だけでもなくすべてが必要なのだとおもいます。この物語の主人公は実際NASAの技術者になっているようです。ロケットが飛ぶだけでなんでこんなに嬉しくなるのか不思議になる映画です。子供たちにも観て貰いたいですね。
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