ホビット 竜に奪われた王国の評価
ホビット 竜に奪われた王国の感想
壮大なファンタジーロマンの真髄が味わえる3部作のひとつ
前作「ホビット 思いがけない冒険」に続く物語前の作品は観たけれども、この「ホビット 竜に奪われた王国」を観たころには内容はすっかり忘れていて、観ていないも同然のような気がする。そもそも「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズは本で読んでその世界観には魅力を感じたのだけれども、いかんせん昔のイギリス英語の翻訳だからか文章が回りくどく、なかなか頭に入ってこないその描写にイライラして読むのを止めた記憶がある。その後映画を観たので、こういうことだったのかと本だけ読んだのではわからなかった頭の中の空白が埋められたような気がした。それのスピンオフ(と呼ぶべきか?)なので、この「ホビット」シリーズが出たときには飛びついたのだけど、実際には「ロード・オブ・ザ・リング」ほどの深さはないように思う。でも深さを感じないかわりに、純粋に娯楽として楽しめるところが多い。今回の「竜に奪われた王国」では、樽に乗って激流...この感想を読む
ドワーフ族の難とそれにかかわるエルフ族
やたらと捕らえられてしまうドワーフこの映画の中でドワーフは3回も捕らえられてしまいます。前作の「思いがけない冒険」でも、トロールに捕まり危うく食べられそうになったのをビルボに助けられますが、ここでも3回のうち2回はビルボに助けられます。「闇の森」を歩いている中、ビルボが方角を確かめに木の上に上っている間に、蜘蛛に襲われ糸でぐるぐる巻きにされてしまいます。蜘蛛の毒にやられているのかみんな糸に絡まったまま大人しくしています。エルフの道を外れてしまって幻覚に惑わされていた分、いつもの戦いができなかったのでしょう。もどってきたビルボが剣「ひとさし」を使って次々とドワーフたちを助けていきます。蜘蛛の糸から逃れたドワーフたちは正気を取り戻し、次々と蜘蛛を倒していきます。蜘蛛と戦っている途中に「闇の森のエルフ」が蜘蛛を倒しに参戦します。しかし、仲の悪いドワーフとエルフです、普通に助けてくれるだけでは終わ...この感想を読む