四月物語の評価
四月物語の感想
松たか子が可愛いだけの映画
『花とアリス』で岩井俊二監督の映画作品が好きになったんですが、これは正直あまり面白くなかったです。ただ松たか子が可愛いってだけでした。何でもないただ日常を送る映画というのは私は好きなんですが、これは、そういう映画特有の余韻などもあまり感じられず、かといってちょっとした笑いや出来事などもなく淡々と日常が続いていくだけで映画にする必要はあるのかな、と正直思いました。途中で寝そうになりましたし。例えば同じ日常系の映画で言うなら『もらとりあむタマ子』は何でもない日常の中で笑いがあり、少しだけ泣かせるとこがあり、余韻に浸れるラストであったりと、小さなところまで些細な工夫がされていて観た後の満足感も凄いあったんですが、この作品に関しては延々女子大生の日常を観せられたってだけで終わりました。しかし、流石岩井俊二監督作品なので映像の撮り方がとても上手く、女の子を凄く魅力的に撮っていました。『花とアリス...この感想を読む
温かくてほっこりとして安心して見守れる
岩井作品を「スワロウテイル」「リリイ・シュシュ」と観ていたので、「四月物語」を見ると落ち着く。ほっこりして、ニヤッとしてしまう作品。北海道から大学進学のために上京してきた卯月(松たか子)。北海道と同じ感覚でセーターを着てきたけれど、東京では暑くて脱いで腰に巻いてしまうところなど、一つ一つの仕草が初々しくて新鮮で、温かい目で見守りたくなる。卯月は気にしていた大学進学理由。私はそれでいいと思う。確かに人にそのまま言うのは抵抗があると思うけれど、世の中そんなに明確な目標を持った人ばかりじゃない。自分が進んだ道の中で目標を立てればいいだけのこと。劇中に出てくる卯月の家族は、リアルな家族。もう一度そこに注目して観てみたい。
進路の理由は何だっていいじゃない☆
大好きな岩井俊二監督の作品☆ “四月物語”というタイトルどおり、四月にイメージされる“進学”“引越し”“新しい出会い”“上京”といった、春の甘酸っぱい思い出が、見ていて蘇りました。進学の理由って、その大学でやりたい事や学びたい事がある、って決まってて進学する人ももちろんいるけれど、ただ東京に行きたい。とか、偏差値的にそこの大学。とか立地条件とか、いろんな理由で入学する人だっていると思うし、このお話で松たかこさん演じる卯月のように、憧れの先輩がその大学だから。。って理由の子ももちろんいると思う! でも、きっかけはそれでも全然いいと思うし、入ってからやりたい事が見付るかもしれない☆ 私はそう思います♪ 映像も岩井監督ならではのほんわかした暖かい映像になっていて、なんだか大学時代にまた戻りたいなーと思わせてくれる作品でした。