めぐり逢いのあらすじ・作品解説
1939年に「邂逅」として公開された映画を1954年に「めぐり逢い」として再度映画化したアメリカ映画である。監督はレオ・マッケリー、主演ケリー・グラント、ヒロインにデボラ・カー。また1993年公開の「めぐり逢えたら」(ノーラ・エフロン監督)はこの作品をモチーフに制作された。あらすじは、各国で浮名をながしたレディ・キラーのニコラ。他の女性とつきあいながらも大富豪の娘と婚約し、ニューヨークへ向かう船上の中で、ひとりの知的でエレガントな女性テリーと出逢う。今までの女性とは違う魅力に惹かれ始めたニコラ。はじめは相手にしなかったテリーだが、途中下船して一緒にニコラの祖母と過ごすうちに彼の本当の姿に惹かれ、恋に落ちる。しかし、お互い恋人がいる二人は、エンパイア・ステートビルで再会を約束する。半年後、生活をやり直す決断をしたニコラが待つその場所にテリーは現れなかった…。厳しさとエンターテイメント性をもったアメリカのラブロマンス作品。
めぐり逢いの評価
めぐり逢いの感想
全編おしゃれなさらっとしたタッチ
現実的にはありえないが興味をそそるストーリーストーリーは今ではわりと紋切り型ですが、この種のラブストーリーの元祖という気がします。ヨーロッパへ向かう豪華客船の中で落ち合った二人。二人ともそれぞれ婚約者が居る。男は世界的なプレイボーイ。二人は恋に落ち、ニューヨークのエンパイアステートビルディングで6ヶ月後の再会を誓い合う。その時には、それぞれ自活した生活が(男は絵描きとして、女は歌い手として)できるようにがんばるというもの。ところが当日、女は事故に遭い、歩けなくなる。待ちぼうけの男。女は迷惑がかかると思い、一切を伏せる。そして、男は、女の居場所を突き止め、会いに行く。不平や皮肉を述べた後、女を描いた絵のことを話すうち、その絵を購入した車椅子の女が、この女だと気づき、二人はよりを戻すというもの。現実にはありえないのですが、もしそういうことがあれば、いったいどうなるだろう、どうなってほしいだ...この感想を読む
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