プラトーンのあらすじ・作品解説
プラトーンはオリバーストーン監督、脚本により1986年に公開されたベトナム戦争を題材としたアメリカの戦争映画で、第59回アカデミー賞、第44回ゴールデングローブ賞ドラマ部門作品賞受賞作品で興行収入はアメリカだけで1億3800万ドルを記録し2001年にはDVDも発売された。 物語は主人公テイラー(チャーリー・シーン)とバーンズ二等軍曹(トム・ベレンジャー)を中心に描かれる。戦場での敵の奇襲、アメリカ兵による民間人への暴行、マリファナに溺れる兵士、上官と下士官の軋轢、小隊内での派閥争い、そして味方殺しなど従軍経験のある監督がベトナム戦争の闇に深く切り込んだ作品である。 主人公のクリスは理想の為大学を中退して志願するが戦場の現実を知り後悔する。クリスは様々な経験を経て徐々に成長していくがバーンズとエアリスの対立にも巻き込まれていく。そんな中、クリスの所属する小隊は敵の大部隊に夜襲を受ける。絶対絶命の状況の中小隊長はある決断を下す...
プラトーンの評価
プラトーンの感想
戦争の中での生き残りですね。
戦争時での、脅威や錯乱、精神的な情景まで映画から読み取れます。とても現実的な戦争映画ではないでしょうか。この主人公はトム・クルーズですが若き頃の彼もかなりアクティブに役をこなしています。この彼が専属する、グループでは戦争での一部始終を細かく表現しているため、中には少々エグいところも見られるのではないでしょうか、とにかく、主人公はストイックに生き残りをかけて走り続けます。また米国がシy党する飛行機などがそのまま、戦争時のセットになっていますのでかなり費用もかかったと見られます。それだけによく出来ているこの映画をまだ見ていない人にはかなりオススメです。少々古い映画ですが、時代は関係ないですね。
自国賛美でないリアルな描写
アメリカの戦争映画というと、アメリカ万歳的な価値観が明快に打ち出されているものもありますが、本作品は違います。場合によっては反戦映画に分類されることもあるというほど、一方的な賛美はなされていません。エリートの理想に燃える青年が義憤からあえてベトナム戦争を志願し、現実のあまりの過酷さに打ちのめされていく映画です。米軍の残虐行為も描かれ、また上官として二人の対照的な人物が主人公の前に存在します。ベトナム戦争の現実を知って変わり、成長した主人公はとある行動を最後にとります。本作品が一介の戦争映画に終わらないのは、過酷な現状を描きながら、戦争での個人のあり方まで追求しているからだと思います。時に重い映画ではありますが、それでも最後まで見てしまう迫力があります。戦争映画をよく見られる方は必見と言えるでしょう。
現実のベトナム戦争を描く
今見直してみても古びていない作品。この映画のすごいところは、オリバー・ストーンが戦争映画に社会の腐敗や人間関係をもちこみ体験とてのベトナム戦争を映画としているところだと言えるだろう。それ以前の戦争映画というとヒロー的な映画であったり、どちらがカツかという戦略的な面白さをベースにしている作品が多かったのだが、真実のベトナム戦争を描こうとしたこの戦争の描き方は、プラトーン現象といわれるほど当時の社会に大きな影響を与えた。この作品はそれ以降の戦争映画にも多大なな影響を残していると言えるだろう。キャストには若き日のチャリーシーンやジョニー・デップの他、「山猫は眠らない」などのトム・ベレンジャーも出ており、その点も注目したいところ。
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