バットマンのあらすじ・作品解説
バットマンは1982年に公開されたSFアクション映画である。 監督は「シザー・ハンズ」のティム・バートン。 この作品は1969年にもアダム・ウェスト主演で実写化されている。 なお、バットマン(ブルース・ウェイン)を演じたマイケル・キートンはティム・バートンが監督した作品で主演を務めた縁でティム自身から主役俳優の指名受けての出演である。 1989年公開当時の興行収入はアメリカとカナダ合わせて250,713,403ドル、日本では約35億円弱の大ヒットとなっており、バットマンの両親を殺害した憎き敵・ジョーカーを演じたジャック・ニコルソンに対しての出演報酬が最終的に約6000万ドルになったと言われる。 この作品は警察もお手上げ状態の犯罪都市・ゴッサム・シティでバットマンが悪人を退治していく中、裏を牛耳るマフィアのボスの愛人に手を出した部下が警察に売られさらにバットマンとの格闘の末精神に異常をきたしジョーカーとなりゴッサム・シティをさらに暗黒へ追いやりバットマンが戦いに挑む内容である。
バットマンの評価
バットマンの感想
現実のように描くばかりが能じゃない
ティム・バートンの描く魅力的なゴッサムシティにわくわくつい先だって「ダークナイト」で、クリストファー・ノーランの陰鬱で硬質でリアリティー溢れるバットマン、そして何よりも、作品と共に心中したとも言える故ヒース・レジャーの強烈なジョーカーを見て、圧倒されつつもしばらくどんよりと沈んでいたわけですが、1989年ティム・バートン版のバットマンを見直して、ああ、やっぱりこれが一等最高だな!とご機嫌で再認識したのでした。ティム・バートンは、1982年の監督デビュー以来、常に映画を撮り続けている、パワフルさの衰えを見せない全くすごい監督ですけれど、個人的には1994年の「エド・ウッド」までのバートンに非常に愛着を感じていて、その後の作品にはさほどの思い入れはありません。とはいえ、どの作品を見ても、一目でそれと分かる「ティム・バートン印」の刻印が押された多くの作品たち。その確固たる世界観でもって精力的に作品を生み...この感想を読む