バットマンの評価
バットマンについての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際に映画を観たレビュアーによる評価が1件掲載中です。
各項目の評価分布
バットマンの感想
現実のように描くばかりが能じゃない
ティム・バートンの描く魅力的なゴッサムシティにわくわくつい先だって「ダークナイト」で、クリストファー・ノーランの陰鬱で硬質でリアリティー溢れるバットマン、そして何よりも、作品と共に心中したとも言える故ヒース・レジャーの強烈なジョーカーを見て、圧倒されつつもしばらくどんよりと沈んでいたわけですが、1989年ティム・バートン版のバットマンを見直して、ああ、やっぱりこれが一等最高だな!とご機嫌で再認識したのでした。ティム・バートンは、1982年の監督デビュー以来、常に映画を撮り続けている、パワフルさの衰えを見せない全くすごい監督ですけれど、個人的には1994年の「エド・ウッド」までのバートンに非常に愛着を感じていて、その後の作品にはさほどの思い入れはありません。とはいえ、どの作品を見ても、一目でそれと分かる「ティム・バートン印」の刻印が押された多くの作品たち。その確固たる世界観でもって精力的に作品を生み...この感想を読む