トゥルー・ロマンスの感想一覧
映画「トゥルー・ロマンス」についての感想が4件掲載中です。実際に映画を観たレビュアーによる、独自の解釈や深い考察の加わった長文レビューを読んで、作品についての新たな発見や見解を見い出してみてはいかがでしょうか。なお、内容のネタバレや結末が含まれる感想もございますのでご注意ください。
バイオレンスなロマンス
お気楽主人公すぎる!R指定だしもっと暴力的な映画なのかなって思ったら意外とそうでもなかったですね。暴力的ではあるのだけど、うまくコメディー感で打ち消してる感じがしてとても見やすかったです。それにしても主人公のお気楽感はすごいなっと(笑)こんな生活になるきっかけも彼女へクールなところをみせたいってことだったんでしょうが、服さえとりに戻らなければこんなことになんてならなかったのに!しかも服の代わりに麻薬つめられて、置いて逃げればいいのにそのまま持って逃げるなんて!免許証置いてきてしまったことに気づかないなんてお気楽すぎですよね。逃亡中もコソコソするどころかけっこう楽しそうにしていましたし。でもこういう明るいところがあるからこの映画は暗くならなくてすんだし、主人公も少しぬけているのが憎めない人って感じにみえてよかったです。最後まで息子を愛していた父警察がどこまで事件を追っているか調べるため父のも...この感想を読む
刹那感がたまらん映画
クリスチャン・スレイターが大好きだ。成宮寛貴顔負けのあの口角の上がりっぷりとヤンキーを連想させずにはいられない剃り込み?具合がなぜか、私のハートを射止めてしまった。そして、この映画の中の彼!もう、たまらんのです、クリスチャン・スレイターが!目が「かかってこいよ」って感じで、私も心の中で「うん、うん、つかんでやるよ」って言いたくなるような。相手役のパトリシア・アークウェットも、安っぽい雰囲気でありながら、荒波超えて生きてんのよっていう強さがある気がしてカッコいい。ただのキレた女なのかもしれないのに、そのキレっぷりが行き過ぎてて面白く感じて、刹那的で、破滅に向かう姿を見るのってこんなに興奮させられるんだって知った気がする。そして、この映画の中の”刹那ボルテージ”を上げてくれるのがこの映画の中で流れる木琴っぽい曲ユア・ソー・クール。それがバイオレンス調の映像の中で、刹那すぎて、肺の下まで手を...この感想を読む
必見!一度みるべし!!
私が観た映画の中ではこの作品はベストヒットに近い作品です。アクション、バイオレンス、ラブロマンス、音楽、キャスト、すべてが絶妙に調和され、映画の世界に引き込まれていきました。ストーリー展開もさすがタランティーノ脚本というだけあって、バイオレンスをとても上手く練りこんだ作品になっています。とにかくこんなに登場人物が次々と死んでいく映画は観たことがありません(笑)映画好きでも、そうでない人も観たらきっと何か感じるものがあると思います。まさに、本当の愛の物語(トゥルー・ロマンス)というものを、極端にバイオレンス化したらこうなりました。的な映画でしょうか?(笑)観たらきっとわかります。
本当によく出来たストーリー
クエンティン・タランティーノの処女脚本作をトップガンのトニー・スコットが映画化した「トゥルー・ロマンス」です。基本的な話の流れはしがないコミっク屋の店員と、その男のために読んだコールガールが一のうちに恋に落ちて逃避行する。その際に思いがけずマフィアのクスリを奪ってしまって追いかけられるという、聴くとベタベタな展開んなのですが、さすがタランティーノ、天才的なプロット力でマンネリを打ち破り最後まで最高なエンターテイメントに仕上がっています。是非その辺は実際見て確かめて欲しいですね。音楽もすごく効果的で切ないきれいなイメージが引き立ちます。また、ブラット・ピットがさらっと脇役でいたり、見どころはたくさんあります。