チャーリーのあらすじ・作品解説
チャーリーは、1993年に公開されたイギリス・アメリカ映画である。監督は、「ガンジー」「コーラスライン」「遠い夜明け」のリチャード・アッテンボロー。脚本は、ウィリアム・ボイド、ブライアン・フォーブス、ウィリアム・ゴールドマン。音楽は、「真夜中のカーボーイ」「愛と哀しみの果て」のジョン・バリー。出演者は、ロバート・ダウニー・Jr、ジェラルディン・チャップリン、ダン・エイクロイド、モイラ・ケリー。 少年の頃、舞台女優だった母ハンナの代わりに飛び入りで舞台に立ったチャーリーが、やがて喜劇王チャーリー・チャップリンとなり、ハリウッドで時代の波に翻弄されていく生涯を描いた伝記映画である。 また、チャップリンの実娘であるジェラルディン・チャップリンが、母親役を演じている。 英国アカデミー賞にて主演男優賞を受賞、アカデミー賞にて主演男優賞と美術賞にノミネートされた。 2011年にBlu-rayが発売された。
チャーリーの評価
チャーリーの感想
泣きながらつく嘘は笑い話で終わる 笑いながらついた嘘は涙で終わる
チャーリー・チャップリンの伝記映画ですが、彼自身の人生は喜劇とは全く違うところに位置していた事を教えてくれます。彼が幼い時からちょちょろと歩く様を劇場のお客に見せて生活してきました。今の「お子様」とは全く違う時間を過ごして来たと、私たちの生ぬるい感覚を突きます。相手に適応して自分を変化させる知恵を持つ者は生命力が強く、相手に適応を求める人間は、するすると生きていけないようです。彼の時代には生きるのに精一杯で笑っている事が最大の楽しみだったのでしょう。山田洋二監督の言葉に笑いは泣きながら作る物だ、と言うのがあり、この作品を見ていたら、その言葉がエコーのように脳裏に浮かびました。
チャップリンの伝記映画
喜劇王、チャールズ・チャップリンの伝記映画です。ロバート・ダウニーJr.がチャップリンを演じています。かなりチャップリンの動きや表情など研究したのではないかと思います。偉大すぎる俳優を演じるプレッシャーは大変なものだったでしょう。そしてチャップリンの実の娘さんのジェラルディン・チャップリンが、チャップリンの母であり、自分の祖母であるハンナ役で出演しています。「ミラ」の名でミラ・ジョヴォビッチも、チャップリンの最初の妻役で出演していました。その他も当時のハリウッドでは超豪華なメンツで固めています。チャップリンの人生を知るには、この映画はとてもいいと思います。