チャーリーの評価
チャーリーについての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際に映画を観たレビュアーによる評価が2件掲載中です。
各項目の評価分布
チャーリーの感想
泣きながらつく嘘は笑い話で終わる 笑いながらついた嘘は涙で終わる
チャーリー・チャップリンの伝記映画ですが、彼自身の人生は喜劇とは全く違うところに位置していた事を教えてくれます。彼が幼い時からちょちょろと歩く様を劇場のお客に見せて生活してきました。今の「お子様」とは全く違う時間を過ごして来たと、私たちの生ぬるい感覚を突きます。相手に適応して自分を変化させる知恵を持つ者は生命力が強く、相手に適応を求める人間は、するすると生きていけないようです。彼の時代には生きるのに精一杯で笑っている事が最大の楽しみだったのでしょう。山田洋二監督の言葉に笑いは泣きながら作る物だ、と言うのがあり、この作品を見ていたら、その言葉がエコーのように脳裏に浮かびました。