見る価値を探すのが難しい作品。
観終わった後、「で、青い車って?」となってしまいました。題名になっているのに、作中なんの意味も持ってなかった青い車…皮肉にもそれがこの作品を象徴しているような気がします。とにかく、全てにおいて中途半端。何が言いたいのかよくわからないし、雰囲気映画と解釈するにしてもそんなにおしゃれさも感じないし。ストーリーは使い古された展開で、泣かせることも笑わせることもできていない。演出も俳優の素材まかせな感じがしました。とくに印象に残らない、すぐに忘れそうな映画です。ちなみに、アケミがリチオに「かわいそうに思える」って言うシーンでは、スクリプターの初歩的なミスがあります。(具体的にはリチオのヘッドフォン)重箱のスミをつつくわけじゃありませんが、こんなわかりやすいミスを見逃したまま世に送り出したなんて。やっつけで仕事しました?と聞きたくなります。ひまでひまでしょうがない時以外は見ない方が良い映画です。この感想を読む
2.02.0