PEACE MAKERのあらすじ・作品解説
PEACEMAKERは、集英社の青年向け月刊漫画雑誌である『ウルトラジャンプ』に掲載されているガンアクション漫画である。作者は、1998年の第44回小学館漫画賞の少年部門を受賞し累計発行部数1500万部を突破している『ARMS』や全11巻で累計発行部数800万部を越える『スプリガン』など人気の高い漫画を手掛けてきた皆川亮二で、2007年の7月号から連載が開始された。2008年の1月23日にヤングジャンプ・コミックス・ウルトラから単行本第1巻が発売され、2015年の3月までに計14巻が発売されている。話数は「ACTION~」の形で表記されている。 銃を使い早打ちを得意とする銃士たちが命を賭して行う「決闘」に巨額の金が動く西部開拓時代のような架空の世界、大富豪クリムゾンの私設部隊により世界は後輩していった。そんな中、兄を探して旅をする主人公のホープ・エマーソンが兄の手がかりとなる大会G.O.Dに挑む第1章とそれから5年の歳月が流れた第2章というストーリーとなっている。
PEACE MAKERの評価
PEACE MAKERの感想
たくさんの命の上に平和があると知る
ガンマンの運命に囚われていくホープデュエル(決闘)によりファイトマネーを稼ぐ命知らずのいる世界。たった1本の銃で目の前の相手をぶち抜く。「ゴングのなった瞬間にどちらが速く相手を戦闘不能にできるか」という単純なバトルに、これほど命をかける男ってやつは…どうしようもないね。自分の命をかけた賭博にどうしても参加しようとは思えないホープ・エマーソン。彼は兄のコール・エマーソンを探して旅をしていた。そこで数奇な運命か、有力な手掛かりを持つニコラ・クリムゾンに出会い、そこから何年にも及ぶ彼らの闘いの旅が始まるのです…序盤からコールがどこにいるのかはネタバレしていたし、短期決戦も予想されましたが、事態は2部構成の長い闘いとなりましたね。核兵器というとんでもないもののありかを握るニコラと出会ってしまい、ホープがかわいそうだなーと思いましたが、結局はコールに会うということはこういう血みどろの闘いに身を落と...この感想を読む
犠牲の上に決断する人間の弱さと強さ
何を信じるべきかを決められなかった昔の西部劇アメリカの古い映画の中にあるガンマン。それに命をかけて戦い続けた人々を描いた物語になっている。古臭いけど、胸は熱くなる感じ。1本の銃でゴングと共に目の前の相手をぶち抜いてみせる。勝てばファイトマネーを手にし、負ければ死ぬか再起不能にさせられる。そんな危険なデュエルを避けようとするホープ・エマーソン。彼は、兄のコール・エマーソンを探して旅をしているだけで、決してデュエルをしたいわけではない。しかし、ニコラ・クリムゾンに出会ってしまったことにより、コールに近づくとともにデュエルのたたかいの渦にのまれていくのだった。運命って怖い。コール・エマーソンはクリムゾンファミリーの中にいたし、早いうちに再会できるのかなーと思っていたが、そうはならず…まさかの2部構成で長い闘いになっていった。自分が伝説の名銃士の息子だからという理由で、数々の銃士に狙われること...この感想を読む