友のあるものは敗残者ではない
ジョージ・ベイリー
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親方!空から、オヤジが!1946年公開の「素晴らしき哉、人生!」は全ての生きている人に、生きてきた・生きていくことの意義を肯定した映画史に残る名作だ。その温かく優しいメッセージに涙した人も多いのではないだろうか。だが、映画を見終わったあとに、疑問を持った人もいるのではないだろうか?「なぜ、天使がオヤジだったのだろうか?」と。いや、終わったあとどころか、映画の冒頭では多くの人が「天使なのにオヤジかよ」とツッコミをいれたくなるだろうが、感動の涙と共にその思いはどこかへ流れさっていくのだと思う。なぜなら、筆者もその1人だからだ。けれども!今回は!あえて、天使がオヤジなわけを考えていこうと思うクレランスを演じたのはオヤジではなくおじいちゃん今回我々が注目しているキュートなエンジェルオヤジ、彼の名はクレランスといった。二等級天使だから翼がない、レッド・ブルなんて便利なものがない1940年代だ、彼は翼をも...この感想を読む
もしも世界が~だったらという映画はよくありますが、これは自殺しようとする主人公に見習い天使が「もしも自分がいなかったら」という世界を見せて、本当にいなければよかったのかどうかを、主人公が知る映画。アメリカではとても人気のある映画で、アメリカ映画のTOP100のようなランキングでも常に上位にいます。古い映画なのに、すごい人気です。色々言うのは野暮かもしれないけど、全て都合が良すぎて説得力がありません。泣けることは泣けるしいい映画だけど、こんな風に感じるのは、見る側がすれちゃってるんだろうなぁ。何も考えずに、ただ映画を見て感動したい人、純粋な人にはいいと思います。
ジョージ・ベイリー
友達を持っているものはどこでも負けてなんかはいない