グレン・ミラー物語のあらすじ・作品解説
グレン・ミラー物語(原題:The Glenn Miler Story)は1953年に撮影され1954年に公開された映画である。 監督にアンソニー・マン、製作にアーロン・ローゼンパーク、脚本にオスカー・ブロトニーとヴァレンタイン・ディヴィス。 主役のグレン・ミラーを演じたのは「素晴らしき哉、人生」「フィラデルフィア物語」のジェームズ・スチュアートで妻のヘレンを演じたのはスチュワートと今作品で2度目の共演を果たした「若草物語」のジューン・アリソン。 (後に1955年公開の「戦略空軍命令」でも共演している) 1954年度の第27回アカデミー賞では録音賞を受賞し、脚本賞他2部門と英国アカデミー賞にもノミネートされている。 この作品は世界的に有名なジャズナンバー「イン・ザ・ムード」を演奏したビックバンド(グレン・ミラー楽団)のリーダー兼有名トロンボーン奏者である故グレン・ミラーの生涯を映画化にした内容となっている。
グレン・ミラー物語の評価
グレン・ミラー物語の感想
スイング、ジャズジャズ
製作が1953年で、戦後のアメリカインフルエンスで、世界を魅了したゴージャスで、ドキドキする映画です。 当時の衣装や風景を楽しみたいお方にもお勧めできます。ジャズに興味のある人間ならば、必ず知っているスイング・ジャズの大御所、グレン・ミラー楽団。女子高生の演奏する日本映画「スイングガールズ」を見たお方にお勧めしたいでしょう。戦後の日本記憶はこのジャズと共に語られるでしょう、また欧州は今でもスイング・ジャズのイメージは平和と貧乏と、新しい生活のシンボルでも有ります。黒人の労働歌からジャズから発生し、人種を超えて洗練されてゆきます。以前は音楽といえば、レコード盤か生演奏しかなかった時代には、素晴らしい音楽家たちが、一発当ててビッグに成りたいと、場末のキャバレーなどで演奏していました。それほど、生の音楽は身近に存在していました。