笑いとサスペンスの大傑作です
笑いとサスペンスの見事な共存ナチス占領間近のポーランドの劇場一座と、ハムレット劇、夫婦俳優で主演俳優と女優、女優に恋いこがれる兵士、と、スパイ、ばれるばれないなどをおりまぜたスクリューボール・コメディですね。まあ、とにかく一つの作品の中に、笑い(基本ベースはコメディ)とサスペンス(ばれないか?殺されないか?)が見事に共存している映画って、そうはないのはないでしょうか。この作品は見事に両方をいけてます。劇団と劇団員を駆使して大きなペテンをしかけ、本物のナチスを騙して逃亡していくという、すごい仕掛けを行っていくのですが、それだけで十分、ストーリーとして成り立っていくはずなのに、お笑いの部分もまぜているところが秀悦。ブラックコメディといえばそれまでなんでしょうけど。印象的なシーンが展開めくりめく人の入れ替わりのシーン、何か困れば「ヒットラー万歳」と手を挙げるシーン、女優の誘惑でナチス幹部をそ...この感想を読む
4.54.5
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