前半は面白いが…
やたらと古い作品を美化して推す人間がいますね。 でもそんな中、同じアルフレッド・ヒッチコックの『鳥』は本当に怖くて面白かったので、他作品も観るようになりました。 サイコもかなり評価の高かったので観ましたが、個人的には微妙でした(あくまで現代の感覚での評価です)。 前半の4万ドル(1440万円→1ドル360円固定)を横領し、モーテルに到着するところまでは大変良かったです。 しかし、マリオンがいとも簡単に死んでしまったのが残念というか、ずっと最後まで生きて、謎解きしていくのかと勝手に想像していたので。 おかげで、4万ドル云々のくだりは、無に帰してしまいました。 あとは、殺害シーンだけ、スローモーションというか、よくわからない変な撮り方になってしまうのは気になりましたね。 ダリオ・アルジェントの『サスペリア』での殺害シーンもあんな感じで、気に食わなかった覚えがあります。 マリオンが殺害されるシーンはまだ耐えられても、アーボガスト探偵が階段から落ちるシーンはあまりにも不自然すぎました。 それと最後ノーマンが襲ってくるシーンなども、もうちょいひっぱって、戦ってほしかったです。 まあ、でも結局「ホラーの元祖」という肩書きをつけてしまえば、評価せざるを得ないですよね。
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