刑事ジョン・ブック/目撃者のあらすじ・作品解説
刑事ジョン・ブック/目撃者は、1985年に公開されたアメリカ映画である。監督はピーター・ウィアー。出演者はハリソン・フォード、ケリー・マクギリス、ルーカス・ハース。 アーミッシュの村に住むレイチェルと息子サミュエルは、親族に会いに行くために駅で電車を待っていた。駅のトイレに入ったサミュエルは、ドアの隙間から殺人を目撃する。 刑事ジョン・ブックは、サミュエルからの情報で犯人が分かるが、ジョンも犯人から命を狙われ、銃で撃たれてしまう。アーミッシュの村までレイチェルとサミュエルを送り届けたジョン。しかしジョンの銃の傷は深く、倒れて昏睡状態になる。 しばらく村で過ごすことになったジョンは、素朴なアーミッシュの生活の中で、次第にレイチェルと惹かれ合うようになる。 しかし、ジョンとサミュエルを探し出して消そうとする犯人の追跡が、アーミッシュの村まで迫っていた。 電気、電話、車などの文明を持たないアーミッシュの暮らしを美しく見せながら展開するサスペンス作品である。
刑事ジョン・ブック/目撃者の評価
刑事ジョン・ブック/目撃者の感想
暴力的な社会と静謐で透明な空気をたたえたアーミッシュの社会の深い溝を鮮烈に描き、救いの心を求める「刑事ジョン・ブック/目撃者」
映画ファンとして、いつまでも心の中にそっとしまっておきたいような、そんな心の宝石とも言うべき大切な映画というものがあるものです。ピーター・ウィアー監督、ハリソン・フォード、ケリー・マクギリス、ルーカス・ハース出演の「刑事ジョン・ブック/目撃者」が、私にとっての、そんな数少ない作品のうちの1本なのです。フィラデルフィア駅の構内で、麻薬課の刑事が殺されるという事件が発生する。母親レイチェル(ケリー・マクギリス)に連れられた8歳になるアーミッシュの男の子サミュエル(ルーカス・ハース)が、偶然にこの事件を目撃していた。担当刑事のジョン・ブック(ハリソン・フォード)は、サミュエルから同じ麻薬課の刑事の犯行であることを知らされ、そのことを本部長に話した時から、ジョンは命を狙われ始めるのだった------。一面に広がる青い麦畑。その麦畑に風が渡っていき、波打つように麦の穂が風にそよぐ。この麦畑の小径を黒い服を着た人...この感想を読む
アーミッシュに興味があれば見なくてはいけない
ハリソンフォードが好きなお人は,必ず見なくちゃいけない代表作。かれは街に出てきたアーミッシュの男の子が見た犯人を追う刑事。これは世界を変えた映画、画期的な題材で世界で始めてアーミッシュを取り上げた映画。これが出たとき、世界は震えた。これはどんなにすごいことかって言うと、アメリカ建国の元になった要因は何だったかを思い出して欲しい。彼らがアメリカ大陸にやってきたのは輪転機が発明されて、ラテン語でしか書かれていなかったバイブルが英語とかドイツ語とかに訳されて出回ったからなのだ。そこで忘れてはいけないのは信仰の自由を求めて、自分たちが押し付けられたものを信じない自由と選択する自由を求めて、メイフラワーに乗り込んだ人たちだって事なんだ。いまだにその信仰状態と共同体を維持している人々がいるってとこに、入り込んだから、まさに秘密の中の秘密を映像にしたって感じだったんだ。
刑事ジョン・ブック/目撃者に関連するタグ
刑事ジョン・ブック/目撃者を観た人はこんな映画も観ています
- 俳優
- カトリーヌ・ドヌーヴ、他
- 俳優
- ポール・ニューマン、他
- 監督
- ジョージ・ロイ・ヒル、他
- 監督
- 宮崎 駿
- 俳優
- オメロ・アントヌッティ、他
- 俳優
- アンソニー・クイン、他
- 監督
- デビッド・ リーン、他
- 前へ
- 次へ