レッド・ドラゴンのあらすじ・作品解説
「レッド・ドラゴン」は2002年に公開されたアメリカ映画である。監督はブレット・ラトナー。 作家のトマス・ハリスによる同名の小説が原作になっている。この映画は一連のハンニバル・レクター博士シリーズで、「羊たちの沈黙」「ハンニバル」に続く3作目にあたる。 FBI捜査官のウィル・グレアムは連続殺人事件の捜査のため、精神科医であるハンニバル・レクター博士に助言を受けていた。だが偶然、事件の犯人が精神科医のレクター博士であることを目にしてしまい、ウィルはレクター博士を逮捕する。 精神的ショックを受けて現役を引退したウィルはフロリダで家族と暮らすが、しばらくしてかつてウィルの上司であったジャック・クロフォードが惨殺事件の捜査に協力してほしいと願い出る。ウィルは再びFBI捜査官として復帰したが捜査は難航を極め、レクター博士にも協力を願い出る。一体殺人鬼の正体は誰だったのか・・・? この映画はアンソニー・ホプキンス主演で、2003年に日本でも公開された。
レッド・ドラゴンの評価
レッド・ドラゴンの感想
悪役でこれほど格好いいのってなかなか見られない
羊たちの沈黙 ハンニバル に次ぐ第3段。ハンニバル・レクターシリーズの重要な鍵を握っている作品です。悪役なのに格好良いハンニバルシリーズの一番の魅力はやはり出演する悪役ではないだろうか?2作目のハンニバルでは悪役の雄であるゲイリー・オールドマン、本作ではハリー・ポッターシリーズで悪の象徴たるヴォルデモートを演じたレイフ・ファインズを据えるなど、どの悪役をとっても非常に魅力的なキャラクターが出演している事が本作を輝かせている。この悪役が格好いいというのはいい映画の特徴だと私は思っている。たとえばスターウォーズをあげてみよう。初期3部作の中で一際目立った悪の象徴が誰もが認めるダースベーダー卿である。あのスターウォーズの第1作目から(つまり父ちゃんだったのかよ!!!)と判明する前からダースベーダーはやっぱり「格好良い」のである。コスプレしたくなっちゃう気持ちもうなずける。この悪役を悪役ではな...この感想を読む
ハンニバル・レクターシリーズの第一作
「羊たちの沈黙」で有名なハンニバル・レクターの第一作という触れ込みの映画です。それでも羊たちの沈黙のようにレクター博士は中心的な役割は果たさず、別に主要な悪役として同じようなタイプの連続殺人鬼が登場します。ハンニバルはあくまで彼を助ける脇役的な立場です。一見普通に見える連続殺人鬼の主人公は捜査官との立ち回りを続け、侮辱的な記事を書いた記者を血祭りにあげるなど犯行を重ねます。しかしとある盲目の女性に対してはとても親切に接します。一時は事件が集結したように見えたのが裏をかいて捜査官とその家族への危険が迫ります。もちろん影にはレクター博士が潜んでいます。クライマックスの動きは他のハンニバルシリーズに劣りません。過激な描写は少なめですが、全体的にこのシリーズの味わいを踏襲してますし、ファンならばそれなりに楽しめると思います。
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