恐怖のメロディのあらすじ・作品解説
1971年に公開されたアメリカのサイコ・スリラー映画で、監督は「ダーティ・ハリー」シリーズのクリント・イーストウッド。本作が初監督作品であり、主役のデイブも彼が演じている。 ラジオの人気DJデイブは、恋人のトビーが突然姿を消した頃出会ったイブリンと関係を持つ。彼女は彼の番組のリスナーで、必ず”ミスティ”をリクエストする印象的な女性であり一夜限りの約束だったが、その日を境に彼に付きまとうようになり、激昂すると手におえない異常さがあった。デイブは戻ったトビーに全てを打ち明け、イブリンには別れ話を切り出すが…。 本作のイブリンは「危険な情事」のアレックスの原型と言われているが、本作でこの凄まじい役どころを演じたジェシカ・ウォルターはこの後、あまりヒット作には恵まれていない。恋人トビーを「ある戦慄」のドナ・ミルズ、イブリンと出会う酒場のマスターを「真昼の決闘」「ダーティハリー」のドン・シーゲル監督が演じている。
恐怖のメロディの評価
恐怖のメロディの感想
クリント・イーストウッドの初監督作品
ジェシカ・ウォルター演じるイブリンは、妄想でありもしない恋愛関係を自分の内部にでっちあげ、狂気に陥ってゆく。クリント・イーストウッド演じるDJ・デイブにとって、彼女とのことは一夜限りの出来事にすぎないが、彼女のほうは身を焦がすような恋心を抱くといった行き違いの中で、人はどんな時に情事に足を踏み入れてしまうのか、またそういう情事に人はどこまで責任を伴うのかというテーマが、サスペンスの中で語られてゆきます。ロサンゼルス郊外の小さな町カーメルの美しい風景もこのサスペンスを盛り上げる効果の一つになっています。長年クリント・イーストウッドと組んできたドン・シーゲル監督がバーテン役として特別出演しています。
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