ファッションが教えてくれることの評価
ファッションが教えてくれることの感想
『ヴォーグ』の編集長、アナ・ウィンターに密着したドキュメンタリー
ドキュメンタリーを超えたドキュメンタリー映画『ファッションが教えてくれること』は、100年以上の歴史を持つアメリカ発祥のファッション誌『ヴォーグ』の編集長・アナ・ウィンターを中心にしたドキュメンタリー映画だ。『ヴォーグ』はクイエイティブでクールな最先端のファッションを取り上げる雑誌であり、アメリカだけでなくイギリスや日本、中国やフランスに至るまで、世界18か国一地域で発行されているメガマガジンだ。女性なら、実際手に取ったことはなくても名前だけも聞いたことはあるだろう。アン・ハサウェイ主演の『プラダを着た悪魔』に登場する雑誌「ランウェイ」のモデルとなったことでも有名な雑誌である。メリル・ストリープ演じる「ランウェイ」の編集長ミランダは冷酷無比な鬼編集長として描かれ、アン・ハサウェイ演じるアシスタントのアンドレアに次々と無理難題を押し付ける姿が印象的だったが、ミランダのモデル(という説が強...この感想を読む
かなり面白いです。
ヴォーグの編集長アナ・ウィンターにスポットを当てたドキュメンタリー映画です。ハイブランド、ハイファッションにはなかなか手が出ませんが、こういう映画大好きです。とにかくアナ・ウィンターはじめ、ヴォーグ社の中の人たちがみんな個性的です。ワンマン社長のようなアナに振り回されっぱなしで面白い。ぐちを言いながらも、みんなちゃーんと良い仕事をしているのが、すごいなと思います。毎号ごとにこんな壮絶なドラマや駆け引きがあったとは、目からうろこといった感じでした。ヴォーグの表紙に決まったシエナ・ミラーへのダメだしがかなり面白かったです。ああいう舞台裏が覗けるのは貴重な体験だと思います。アナ・ウィンターはいろんなイメージで語られますが、娘さんといる時間などはかなり素の感じだったし、それほど難しい人には見えず、良い意味で裏切られました。