トリュフォー監督の自伝的なシリーズの中の一本
フランソワ・トリュフォー監督の分身であると思われる主人公・アントワーヌ・ドワネルシリーズの一本です。結婚して自ら家庭を作ることになるのだが、社会生活に馴染めず”大人”になりきれないアントワーヌ(ジャン=ピエール・レオ)が、小説を書き始めるところからストーリーは始まります。妻・クリスティーヌ(クロード・ジャド)との間に子供が生まれたのにもかかわらず、パリに住む日本女性・キョウコ(松本弘子)と浮気してしまう。その後浮気がばれてしまいキョウコのアパートに転がり込むのだが・・・。和服姿のキョウコが畳の上で和食を食べさせるシーンなど、日本女性の描き方には、思わず目をそらしたくなります。その後文化の違いなどでアントワーヌはキョウコに嫌気がさし、レストランでの食事中に何度も席を立ち、クリスティーヌに電話で愚痴をこぼす。その煮え切らない態度に我慢が出来なくなったキョウコは、日本語で「勝手にしやがれ」と書き...この感想を読む
3.03.0