犬夜叉の感想一覧
漫画「犬夜叉」についての感想が4件掲載中です。実際に漫画を読んだレビュアーによる、独自の解釈や深い考察の加わった長文レビューを読んで、作品についての新たな発見や見解を見い出してみてはいかがでしょうか。なお、内容のネタバレや結末が含まれる感想もございますのでご注意ください。
最高傑作!!
戦国時代がファンタジーたっぷりこんなにファンタジー感が強い作品って今までなかったと思うんですよね。時代は戦国だけど、武将とかが出てくるわけでもないし、戦をするわけでも無くてまさかの妖怪メインっていうのが新しいなと思いましたね。高橋先生の独特な世界が広がっているというか。でもそんなおどろおどろしている感じじゃないんですよね。ファンタジー感を忘れてないっていうか、ちょっと柔らかめに描いているのが分かりましたね。怖いのが嫌いな私でも全然見れましたからね。それになんていうか普通の歴史ものっていう感じじゃないんですよね。犬夜叉独自の世界っていう感じが全面に出てましたね。そういうところが高橋先生ならではだなって感じました。こんなにファンタジー要素たっぷりの戦国時代なら誰でも大歓迎だと思うんですよね(笑)でもだからと言って完全に無視しているってわけじゃなくてところどころに武士とか貴族の人とか出てきた時...この感想を読む
人生の中で1番好きな漫画
犬夜叉と桔梗の絆今までの高橋留美子先生の作品は、主人公とヒロインに想いを寄せているキャラクターがいても、主人公とヒロインはお互いに想い合っている。という場合が多かったと思うのですが、犬夜叉は主人公が2人の女性に想いを寄せている作品になっています。ヒロインはかごめですが、犬夜叉は初恋の相手である桔梗が1番好きで、かごめは2番目なんだなと、作中の様々な場面から感じられました。最終的に桔梗は奈落に敗れ、この世から完全に去ってしまいますが、その場面でも犬夜叉の桔梗に対する深い愛情が伝わってきます。最終回で犬夜叉とかごめが共に生きる事を選んだ時に、桔梗はかごめに産まれ変わっても時を越えて犬夜叉と結ばれる運命だったのだなと、とても感動しました。もちろん、かごめも犬夜叉にとってかけがえのない存在だと思います。考え抜かれた内容犬夜叉は、本当にストーリーが考え抜かれた素晴らしい作品だと思います。ただバラ...この感想を読む
シコンのカケラ
私は「犬夜叉」を読んで、人は本当に欲深いものだと思いました。 犬夜叉は、細かく砕け散ったシコンのカケラと言う願いの叶うカケラを集めるために、人間界からタイムスリップしてきたかごめ、狐妖怪の七宝、妖怪退治屋のサンゴ、風穴の弥勒、キララと共に旅を始めます。敵として登場する奈落という男や様々な妖怪もシコンのカケラを集めて居るのですが、シコンのカケラを欲しがるものが誰一人として、カケラを良い方向へ使おうとはしません。むしろ、ただただ自分が強くなりたいという思いだけで、集め自分のものにしようとしています。 邪悪な気持ちに勝てず死んでいくもの、争いに巻き込まれて死んでいくもの。多くの犠牲が有りながらも、奈落と犬夜叉が戦い犬夜叉が勝つまでは争い続きます。 犬夜叉は半妖と呼ばれていて、本当の強い妖怪になるためにシコンのカケラを集めていました。しかし、カゴメを初めとする仲間と共に旅をしているうちに、犬...この感想を読む
犬夜叉とかごめの恋に、胸がキュンとしちゃいます
この漫画との出会いは、娘が小学生の頃、誕生日のプレゼントに欲しいというので、購入したのがきっかけです。不思議な力を持った「かごめ」という少女が、井戸を通って、現代と戦国時代を行き来しながら、半妖の犬夜叉と共に、四魂の玉のかけらを探す度に出るというお話です。出会った当初は喧嘩ばかりしていた犬夜叉とかごめですが、一緒に困難を乗り越えていくうち、やがてお互いに惹かれ合っていく。犬夜叉とかごめの微妙な心の動きの描写がとても好きです。戦国時代も現代も、恋をする気持ちって同じなんだろうなと、50歳手前のオバサンでも、思わず胸がキュンとしてしまう作品です。