ぴんとこなのあらすじ・作品解説
ぴんとこなは日本人女性漫画家、嶋木あこによる少女漫画でCheese!にて2009年11月号から2015年6月時点で連載が続いている作品である。単行本は14巻発売されている。なお、第57回小学館漫画賞少女向け部門を受賞している。 タイトルは歌舞伎用語で、男らしく芯のある二枚目という意味をもつ。 歌舞伎の世界を舞台にし、役者として人間として成長していく青春物語である。歌舞伎の名門に生まれたのにもかかわらずやる気が全くない御曹司の河村恭之助と、歌舞伎とは無縁の家に生まれながらも実力のみで成り上がっていこうとする澤山一弥の2人が、元お嬢様の過去を持ち、歌舞伎にとても詳しい千葉あやめに恋をしたことから物語が始まり、恋愛模様や実際の歌舞伎の演目が描かれている。 2013年にはTBSでテレビドラマ化され、7月18日から9月19日まで放送された。恭之助役を玉森裕太、一弥役を中山優馬、そしてヒロインあやめ役を川島海荷が演じた。
ぴんとこなの評価
ぴんとこなの感想
挫折からの復活と2つの愛情を描く
苦労人の主人公が2人いる歌舞伎の世界を舞台にして、そこで繰り広げられる色恋、歌舞伎への情熱が胸を打つ、非常に人気の物語。ドラマはなんだこれ?って思ったのに、原作マンガを読んだらもう虜!びっくりするほど面白く、男たちの妖艶な瞳にノックアウトされる。メインの主人公は恭之助(本名は河村猛)。歌舞伎界の名門である木嶋屋に生まれ、幼いころから芸を叩きこまれてきたけれど、最近はめっきり真面目に取り組まないメンタル劇弱の男である。子役のころはそれはもう努力家で、血筋の成せる業とも言うべき、御曹司としてのオーラを放っていた恭之助。すべては大好きな父に認められたかったから。なのに、どんなにがんばっても褒めてもらえなくて、どれほどがんばっても遂げられないものがあるのだと思い込んだ彼は、歌舞伎に打ち込むことを放棄していた。そしてもう一人の主人公一弥(本名本郷弘樹)。小さなころからずっと努力家で、なんでも人一...この感想を読む
歌舞伎と恋愛
ドラマから入りました。面白い面白すぎる!歌舞伎には全く興味が持てず敬遠していましたが見てよかったです!歌舞伎というより恋愛メインな感じなんですね。歌舞伎の魅力も少しですが分かってきました。見てよかったです。本当に面白い。少し前に流行った逆ハーレムものの再来というか、あってもなかなかヒットには繋がらないのですがこれはドラマ化もされ、じわじわ人気が出そうだし、出て欲しいです。更なるメディア化にも期待したい。男の子キャラクター達がかっこよくて最高ですー!ヒーローの河村猛、本郷弘樹二人とも完璧にイケメンです。久しぶりに夢中になれそうな少女マンガです。