死を考えることがないから、生を考えることもない。
宇白の父
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『ぼくらの』は、月刊IKKIにおいて2004~2009年まで連載された鬼頭莫宏原作の日本の漫画。単行本は全11巻。2007年にアニメ化され、同年の4~9月に放送された。大樹連司による小説版は同年5月に小学館ガガガ文庫より刊行された。 夏休みに自然学校に参加した少年少女たちが主人公である。彼らは、Zearth(ジアース)という巨大ロボットを操縦し、地球に襲いかかる謎の敵と戦う。しかし、このロボットの原動力は「操縦者の命」であった。戦わなければ地球が滅亡するが、戦えば自分が死ぬという運命にさらされた中で、自身の命と向き合い、家族、友情、恋愛、生きることの意味を見つめ直していく少年少女の心の葛藤を描く。 小説版は原作と異なる点が多く、小説版オリジナルのキャラクターが登場したり、原作に登場しているキャラクターでも設定が少し異なっている。 2010年に、第14回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞した。
漫画史上最高峰の、容赦のない欝設定「この地球を救うためには、相手の地球に勝たなければならない。だが、勝っても負けてもあなたは死ぬ」これがこの物語の基本設定である。これほどまでにどうしようもないという言葉の似合う物語があるだろうか。この物語の主人公たち……15人の少年少女たちはみな死ななければならない。だがそれ以上に、彼らの戦いには、いやが応にも道連れが伴う。勝っても負けても、死ぬのは10億と一人。負けた地球の人々もまた死なねばならない。人の命を単純に数で測るのなら、勝っても負けても同じ量の人が死に、同じ価値の地球が消し飛ぶ。そんな状況下で、あえて勝つ意味があるのかというのがキリエの悩みであったが、もっともである。結論を言ってしまえば、進んで勝つような意味など一切無いのだ。ダイチやナカマ、マキには勝たねばならない理由があったかもしれないが、負けた地球の上にもまた、それと同じ密度で生きることを...この感想を読む
パイロットに選ばれる可能性この作品でパイロットに選ばれた子供たちは、みな地球を救うためにロボットに乗ることに対して適性があると判断された子供たちである。しかしそれは唯一無二の特性と言うわけではない。読者の中にはきっと子供たちのだれかに自分と似た性格、生い立ちをしている人物を見つけたことだろう。例えば、やっているスポーツ、家族との関係、地域との関係、学校での立ち位置、守りたいものなどである。それが1つ、もしくは複数当てはまれば、あの子供は自分と同じだとして読むことができる。つまりあの子供たちは自分と置き換え可能なのである。この作品は死と隣り合わせで進行していくが、それは妙に現実味を帯びている。人類の力を超越したロボットどうしが戦うというSFジャンルなのにもかかわらずだ。それは先ほど述べたように、パイロットに選ばれた子供たちは、自分と置き換え可能だからであろう。もし、我々が生きている現実で、ロ...この感想を読む
新手のロボット系漫画かな?という第一印象でしたが、意外と奥が深い。怪しいおじさん(といっていい年齢なんだろうか?笑)と契約した中学生たちが戦う漫画です。1巻はやはりどういう仕組みで毎度の戦闘に入るのかが少年たち同様分からないのでお話がどこに行くかいまいち分からなかったですね。後半戦での「え?」ってのはまさに私も思った「え?」でした。もうそうなるの?っていう感じです。絵の問題で、しばらく主要キャラの違いが分かりにかったです。キャラの個性はばらつきがあるんですが初期はあんまり違いが見えにくいですしね。字白兄弟くらいですか、最初から他と見分けがついたのは。。。
よみがな:まちようこ ニックネーム:マチ 年齢(作品時):12~13歳 血液型:B型 身長:145cm 性別:女 性格:兄想い 特徴:そばかす 物語上での目的:兄を一人にしないこと 好きな人:ウシロ 備考:ジアース契約のきっかけを作った人物
よみがな:やむらだいいち ニックネーム:ダイチ 年齢(作品時):12~13歳 血液型:A型 身長:150cm 性別:男 性格:真面目・正義感が強い 特徴:頑強な肉体の持ち主 物語上での目的:家族を守ること 兄妹:4兄妹の長男 備考:父が蒸発したため、早朝からアルバイトをしている
よみがな:かこいさお ニックネーム:カコ 年齢(作品時):12~13歳 血液型:B型 身長:150cm 性別:男 性格:お調子者 特徴:真ん中分けの茶髪 特技:足が速い 好きな人:チズ 備考:学校ではいじめられている
宇白の父
教師である宇白の父が、娘である宇白可奈がもうすぐ死ぬことを知り、元教え子である田中美純と、昔行った死について考える授業の話をしている。
宇白順
どんどん仲間がいなくなって、最後の仲間マチまで謎の銃弾に倒れ、1人、眠れなくて、夜の公園でコエムシと話しているシーンでの台詞
畑飼守弘
チヅの気持ちにつけ込んで、酷い目に合わせた教師の畑飼に会いに行き、問い詰めようとしたキリエが逆に論破されるシーンでの畑飼の言葉