イースのあらすじ・作品解説
イースは日本ファルコムから発売されたアクションロールプレイングゲームを原作とするアニメである。 1989年11月21日から1991年9月25日にかけて全7話のOVA第1作がリリースされた。アニメーション制作は東京キッズとアーバン・プロダクトで、監督は4話までが神谷純、5話以降が渡部高志である。2001年にDVD化された。 1992年12月16日から1993年7月21日にかけては東京キッズ制作、渡部高志監督による全4話のOVA第2作がリリースされた。こちらは2000年にDVD化された。 エンディングテーマは第1作、第2作共に南翔子の歌う「Endless History」である。キングレコードからは5枚のサウンドトラックがリリースされた。 なお、1993年にもOVAが制作される企画があり、パイロットムービーは作られたものの制作中止となった。 飛火野耀及び大場惑による小説も角川スニーカー文庫やログアウト冒険文庫などから刊行された。
イースの評価
イースの感想
中途半端な存在意義
主人公のキャラクター性OVA作品「イース」主人公であるアドルにおいては、キャラクター性が中途半端に感じました。アドルの行動に必然性が薄く、アニメ本編における不自然さがあります。アドルが旅する目的に、観る側は感情移入できないです。元々は、ゲームコンテンツである「イース」という作品においては、そのままの設定を反映させ、OVA化させたのかもしれません。しかし、勇者の血筋を引いた存在というわけでもなく、命を懸けて、見知らぬ大地を救う冒険に、アニメ作品としての感情移入はできないように思います。私自身の率直な感想としては、ゲームコンテンツとしては成り立つのかもしれませんが、アニメ作品としては厳しいものだと感じました。アドルという人物は、興味本意で旅をしている冒険家、というようにしか映らないように思うのです。命を懸けるのであれば、懸けるだけの理由が必要であり、その部分の描き方が弱い物語なのではないで...この感想を読む