未来警察ウラシマンのあらすじ・作品解説
未来警察ウラシマンはタツノコプロ製作、真下耕一監督によるSFアニメである。1983年1月9日から12月24日にかけてフジテレビにて放送された。なお、12話までと13話以降では放送時間が異なる。オープニングテーマとエンディングテーマはHARRYが歌った。 西暦1893年から2050年のネオトキオにタイムスリップしてきた主人公のウラシマ・リュウが、マグナポリス38の刑事として犯罪組織ネクライムに立ち向かうというストーリーである。コミカルな作風が特徴だが、中盤以降はハードな展開が描かれた。 2012年にTOKYO MXで行われたタツノコプロ名作アニメ総選挙では最多票を獲得した。 「週刊少年チャンピオン」には漫画版が連載され、単行本は全4巻が刊行された。なお、1、2巻は明石のぼる、3、4巻は乾はるかと途中で作者が交代されており、前者はシリアスなストーリー、後者はギャグと作風も異なる。また、「冒険王」及び「マイアニメ」にも漫画版が連載された。
未来警察ウラシマンの評価
未来警察ウラシマンの感想
期待をはるかに超える良作!
期待しなかったスタート1983年のタツノコ作品。この前年、同社はタイムボカンシリーズの分岐点ともいえる逆転イッパツマンを制作している。イッパツマンはマンネリ化、ファン離れがささやかれていたタイムボカンシリーズに新風を吹き込み、人気、視聴率ともに見事に蘇っている。スタッフはかぶっていないがタツノコプロ全体としても気運が上がっていたことだろう。そこで本作である。正直リアルタイムで見た私は、開始時にはほとんど期待していなかった。タイトルからしてウラシマ効果を題材にしたモノであろうとは想像がつくが、絵柄がコメディっぽかったこととタイトルのダサさから、何となくタイムスリップは扱うものの深い内容はあるまい、と油断していた。ところが、予想は良い方向に外れる。 中盤くらいまでは予想通りの娯楽アクションものという展開だったが、フューラーの謎や敵役のかっこよさなどが徐々に際立ってくると俄然面白くなる。適...この感想を読む
悪の美学
悪の美学主人公よりも、脇役に色気のある作品だとおもいました。ルードヴィッヒ様にスティンガー部隊のウルフおもいだすだけて心が震えます。このころはアニメのBGM集がよくでていてウラシマンは3つまででていた記憶があります。もちろん一番良く聞いたのは、ルードヴィッヒ様のテーマ曲、歌詞覚えるまで、それこそLPがすり切れるほど聞きました。テレビでもその歌をバックにルードヴィッヒ様がただ馬に乗って走るだけ(回想シーンも多少はさむ)のシーンがあり、はっきりいってミュージカルとか好きじゃないので、こんな歌流すだけのシーンなんて他のアニメだったら、うわ…つまんない・・・・となるところですが、ウラシマンでは魅入って、効き惚れてため息までもれました。こんだけ魅力のあった悪役は他ないないとおもいます。声もよかったです、あの塩沢さんの冷たくて色気のある声…早世されてしまってほんとうに惜しい方を無くしたと思いました。あの...この感想を読む
未来警察ウラシマンの登場キャラクター
ウラシマ・リュウ
よみがな:うらしまりゅう 年齢(作品時):16歳 性別:男性 所属:マグナポリス 性格:人懐こい 特徴:明朗快活 物語上での目的:ウラシマンとしての力に目覚め、コスモ時空間で1983年の直前まで戻るが、フューラーと一緒に戻る事を拒んで2050年に戻ってきた 悩み:記憶を失っているために自分の存在に悩むこともあっ...