悪の美学 - 未来警察ウラシマンの感想

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アニメレビュー数 2,474件

未来警察ウラシマン

4.504.50
映像
3.50
ストーリー
4.75
キャラクター
4.50
声優
4.25
音楽
4.00
感想数
2
観た人
3

悪の美学

5.05.0
映像
3.5
ストーリー
5.0
キャラクター
5.0
声優
4.5
音楽
5.0

目次

悪の美学

主人公よりも、脇役に色気のある作品だとおもいました。ルードヴィッヒ様にスティンガー部隊のウルフおもいだすだけて心が震えます。

このころはアニメのBGM集がよくでていてウラシマンは3つまででていた記憶があります。

もちろん一番良く聞いたのは、ルードヴィッヒ様のテーマ曲、歌詞覚えるまで、それこそLPがすり切れるほど聞きました。テレビでもその歌をバックにルードヴィッヒ様がただ馬に乗って走るだけ(回想シーンも多少はさむ)のシーンがあり、はっきりいってミュージカルとか好きじゃないので、こんな歌流すだけのシーンなんて他のアニメだったら、うわ…つまんない・・・・となるところですが、ウラシマンでは魅入って、効き惚れてため息までもれました。こんだけ魅力のあった悪役は他ないないとおもいます。声もよかったです、あの塩沢さんの冷たくて色気のある声…早世されてしまってほんとうに惜しい方を無くしたと思いました。あの人に代わる声優さんはあとにも先にもいないとおもいます。

斬新なオープニングとエンディング

ほんと、一言でまとめると、当時としてはとても斬新なオープニングだったと思います。

色合いのポップさだけで押すのかと思いきや、さしこまれるネクライムの面々のかっこよさ、そしてまたこま世界観がわかる映像とともに終わる。物語のおおまかな設定がこれをみればわかる。だからたぶん途中から見始めた人もすぐ物語になじめる。

今のアニメはアーティストさんとタイアップした、おおよそ、そのアニメに合わない…バックの絵がなかったらなんのアニメかわからないものがほとんどです。それはそれでかっこいいし、時代の流れだとはおもいますが、私はこの時代の、このアニメの為に作られたアニメソングが大好きです。

ラストのオチ

ただ、面白い完全超悪的なものかと最初見ていたら、ルードヴィッヒの婚約者の話とか、ネクライムの創始者がじつはウラシマン本人というパラドックス的な話になってきて、先の読めない展開になって行き…ラストに向かうにつれて、もう一週間が長くて長くて待ち遠しくて待ち遠しくてたまらなかったのを覚えています。

そして最終回前に「ルードヴィッヒの最後」というタイトルの回…もう新聞のテレビ欄何回も見直してしまいました。最後って死んじゃうの?ルードヴィッヒ様死んじゃうの?

そして、本編始まって…撃たれてビルから落ちるルードヴィッヒ様…流れる悪の美学のBGM…悪役の死で泣くなんて…自分でも信じられませんでした。

でもそこはウラシマンです。最終回でじつはルードヴィッヒ様は生きていたとしり安堵とともに

やられた…やっぱこの話は名作だとおもいました。

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期待しなかったスタート1983年のタツノコ作品。この前年、同社はタイムボカンシリーズの分岐点ともいえる逆転イッパツマンを制作している。イッパツマンはマンネリ化、ファン離れがささやかれていたタイムボカンシリーズに新風を吹き込み、人気、視聴率ともに見事に蘇っている。スタッフはかぶっていないがタツノコプロ全体としても気運が上がっていたことだろう。そこで本作である。正直リアルタイムで見た私は、開始時にはほとんど期待していなかった。タイトルからしてウラシマ効果を題材にしたモノであろうとは想像がつくが、絵柄がコメディっぽかったこととタイトルのダサさから、何となくタイムスリップは扱うものの深い内容はあるまい、と油断していた。ところが、予想は良い方向に外れる。  中盤くらいまでは予想通りの娯楽アクションものという展開だったが、フューラーの謎や敵役のかっこよさなどが徐々に際立ってくると俄然面白くなる。適...この感想を読む

4.04.0
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