究極超人あ~るのあらすじ・作品解説
究極超人あ~るは、作者ゆうきまさみの漫画究極超人あーる(小学館)をOVA化(1991年)した作品である。 監督は『FーZERO ファルコン伝説』の知吹愛弓、制作はバンダイ、メディアリング、小学館、スタジオこあである。 この作品には原作者であるゆうきまさみが関わった漫画キャラクターやゆうきまさみ自身の知人や友人をモデルにキャラクター化した者が多数登場している。 また、作品内ではパロディや時事ネタ等が多数存在しており、台詞回しが戦前を思わせる台詞などが特徴として挙げられる。 この作品はマッドサイエンティストに造られたほぼ人間と変わらぬアンドロイドという非常識な設定の主人公とその主人公すら霞む変人の集まりの「私立春風高校」の『光画部』(写真部)が写真撮影旅行に行くが珍妙で非常識な出来事ばかりが起こるという作品である。 作品自体は連載が終了しいているが、今でもファンの間で聖地となっている飯田線では毎年イベントが行われる程の人気作品なのである。
究極超人あ~るの評価
究極超人あ~るの感想
OVA単作1話のみであることが残念な作品
綿密な取材で制作されている鉄道マニアが歓喜するアニメ作品といえるでしょう。そして鉄道の駅、スタンプ集めということが主軸に置かれた物語構成であるのに、ここまで面白い作品に仕上がるものなのか、と感動するレベルだと思います。作風そのものはギャグアニメなので、感動して涙する作品ではありません。しかし、綿密な取材の元に制作されていることは明らかです。鉄道の経路、時刻表、それぞれの駅の特徴など描かれていることは事実を元に制作されています。無人駅まで登場していることから、原作者なのか、アニメ制作スタッフが、相当の鉄道マニアであることが伺えます。JR東海の飯田線にスポットが当たっており、非常に歓迎された作品のようです。このアニメ作品を観た後に、インターネットのフリー百科事典、ウィキペデアの「究極超人あ~る」、OVAの項目の記載を読むと、色々と制作にまつわる情報が書き込まれているので楽しめます。鉄道マニアだけ...この感想を読む