フジログのあらすじ・作品解説
フジログは、監督・脚本・キャラクターデザインを七字重雄、音楽:大城嘉彦が担当しシーズン1が2011年4月4日から2011年6月27日、シーズン2が2011年10月2日から2011年12月25日にかけて放送され、第13回文化庁メディア芸術祭審査委員会推薦作品に選ばれた。 舞台は埼玉県さいたま市見沼区大和田町で町内の風景がそのまま描かれている。 ニートの主人公オサムは、マザコンで童貞の33歳である。その母ミツコはおせっかいで祖父のセンキチは無口である。そんなフジヤマ家の3人を中心に物語が進んでいく…。 フジヤマオサム:草尾毅、フジヤマミツコ:佐久間なつみ、イケジリレイコ:大津田裕美、イケジリコウタ・ケンタ:大津田裕美がキャスティングされた。 オープニングテーマ「アンダンテ」、エンディングテーマ「Ladies&Gentlemen!」歌:歌うキッチンが担当。 2011年2月18日にTVアニメ放送に先駆けエピソード全25話+未発表4話を収録したDVDを発売した。
フジログの評価
フジログの感想
時代を反映したアニメ作品でしょう!
強烈な主人公真面目な捉え方をすれば、現代社会の風刺といえるアニメ作品だと思います。この作品の主人公は、ニートで童貞である、という設定が現代社会の一部を切り抜いたものと考えることができます。また、実家暮らしをしており、生活することに困らない、という点も同じ境遇が当てはまる方も多いように思います。ギャグアニメで笑わせることを前提としたアニメ作品ではありますが、素直に笑っていいのか、悩んでしまう面もあるように思います。特に、笑わせるネタとして描かれていることが、現実に起こっていそうで恐怖を感じさせます。主人公のオサムは、実年齢と精神年齢が伴っていないです。よって、行動そのものが幼いことが多いことが、お笑いネタとして描かれています。現実社会での犯罪者においても、面白おかしいオサムの人物像が当てはまってしまうことが多い気がしてしまうのです。一般的には面白おかしく映る行動が、当の本人たちからすれば...この感想を読む