Anotherのあらすじ・作品解説
Anotherは、綾辻行人が原作の小説作品をもとに、いとうのいぢがキャラクター原案、水島努が監督で制作されたアニメ作品。TOKYO MX、テレ玉、チバテレビなどの放送局で2012年1月から3月にかけて全12話が放送された。原作の小説は角川書店より単行本で全1巻、文庫やスニーカー文庫版で全2巻が出ている。漫画は清原紘が作画により、角川書店・ヤングエースに2010年から2012年まで連載され、コミックスは全4巻が刊行されている。 1998年春、中学3年生の榊原恒一は、父親の海外出張と自身の病気療養のため、母の実家へ引越し、夜見山北中学に転校する。学校に行きクラスにはいると、クラスメイトたちが何かに怯えているような違和感を感じることになる。病院でも出会った左目に眼帯をした不思議な少女・見崎鳴は彼に「気をつけて。もう始まっているかもしれない」と意味深な言葉を告げる。クラスの仲間も鳴を無視するかのように振舞う中で、クラスでは次々に恐ろしい事件が起こる。
Anotherの評価
Anotherの感想
Anotherはところどころの伏線がスゴイ
実は父からの電話の中には名前がない主人公の父親から電話がかかってくる場面で電話のノイズに気を取られがちだが、父親が重要な発言をしている。その台詞は、「おじいちゃん、おばあちゃんにヨロシクな」というもの。本来なら自分の子どもの先生をしてくれる予定の叔母にも一言何かあっても良いはず。あんまり面倒かけるなよとか、宜しく伝えてくれとか。それがない時点で可笑しいのだが、インドにいるという突拍子もない設定により自由奔放な父親像をイメージしてしまうため、言葉のやり取りを不思議に感じることもなく上手いこと伏線となっている。父親は遠く離れているところにいるため、呪いの影響を受けていないのではないかと推測されるのだが、電話にノイズが入るため上手いこと核心から遠ざけるような工夫がされている。レイちゃんと鳴く鳥初回から出てくる鳥のレーちゃん、九官鳥なので人真似が上手な鳥。レーちゃんは度々「元気だして?」という...この感想を読む
原作未読な人の評価
原作未読なのでアニメだけでの判断だが残念なことが一つだけあります。死者が誰なのかって以前に三神先生と玲子が何をどう頑張っても同一人物にしか見えないことである。確かに制作陣はバレないように徹底して架空の声優をつくりアナグラムでメッセージを残すという画期的な創意工夫でファンをうならせるような演出を施したことはすごいことではあるが、見た目は大きく変わらず声もほぼ同じである以上、同一人物なのが明白だしそれがそのまま死者であろうことはわかりやすく残念でならない。あとあの描写なら同一人物と判断したまま物語の終盤まで視聴し、最後に実は同一人物だったという答えに混乱した人も少なくはないんじゃないだろうか個人的には最後の恒一が三神玲子を殺すシーンは今までの流れを断ち切るためのただの作業にしか見えないいくら記憶があり躊躇いがあるといってもその描写がほとんどないため感情移入ができないのだ三神先生と玲子が同一...この感想を読む
Anotherなら死んでた!
キャラがものっすごい些細な事でガンガン死んでいくので次は何で死ぬのかな?と、変な意味で気になってしまいます。キャラクターはどれも可愛らしい感じで、逆に言うと特に特徴もなくと言うか…。とにかく、かわいいキャラが理不尽に死んでいくのが見どころ?ですね。外に出れば死ぬ、家にいても死ぬ、街から出ても死ぬ、何しても死ぬ。エグいです。P.A.WORKS作品なので、背景の綺麗さは折り紙つきですね。Anotherの舞台は富山県みたいですね。制作会社が富山なので、P.A.WORKS作品は北陸が舞台のことが多いですね。聖地巡礼的なアレでみんな北陸に行くといいと思います。今は住んでいませんが、地元が北陸なので(笑)この作品、深夜に一人で見るのは結構キツイですね。怖い。
Anotherの登場キャラクター
榊原恒一
よみがな:さかきばら こういち ニックネーム:ホラー少年 生年月日:12月16日 年齢(作品時):15歳 身長:168cm 星座:射手座 性別:男性 国籍:日本 性格:辛い目ばかりにあっているが災厄に正面から挑んでいる彼は芯が強いかと思う。 特徴:病弱、イケメンで家事などもこなす 趣味:ホラー小説
見崎鳴
よみがな:みさき めい 年齢(作品時):中学3年生 性別:女 国籍:日本 住まい:人形専門店『夜見のたそがれの、うつろなる蒼き瞳の。』 所属:夜見山北中学3年3組 性格:ミステリアス 不思議 一人行動 特徴:3年3組に起こる〈災厄〉を回避するために〈いないもの〉として扱われている 家族:養母・霧果 過去:幼少時に...