ジャングルはいつもハレのちグゥのあらすじ・作品解説
ジャングルはいつもハレのちグゥは、1996年から2003年1月号まで『月刊少年ガンガン』にて連載していた漫画を原作としたアニメである。 2001年04月03日から2001年09月25日までテレビ東京系列ほかで放送された。 ジャングルに暮らしている少年ハレとハレ家の居候の少女グゥを中心としたギャグアニメで、ハレの母親ウェダや友人達、学校の先生、隣村に住むストーカー気質なお婆さん、保険医の男、その他の人達、ジャングルで暮らす謎の生物との日常を描いたアニメである。 テレビ放送終了後に続編となるOVA『ジャングルはいつも ハレのちグゥ デラックス』(全6巻)とOVA二期『ジャングルはいつも ハレのちグゥ FINAL』(全7巻)がバンダイビジュアルから発売された。 原作は100話目を迎えた時に区切りがいいとして2003年頃に『ハレグゥ』と改題し、同誌にて2003年2月号から2009年10月号まで連載されており、どちらのタイトルも全10巻ずつ刊行されている。
ジャングルはいつもハレのちグゥの評価
ジャングルはいつもハレのちグゥの感想
ゴールデンタイムに流れた悪夢
子供向けに見せかけた黒いアニメジャングルはいつもハレのちグゥは少年ガンガンの黄金期に掲載されていた漫画が原作であり、内容セリフはおおよそ原作をもとに構成されています。一話一話の話が綺麗に区切られているため大体保険医が出てくるまでは数回飛ばしてしまっても安心です。約30分区切りという構成を作るためにスピードが調整されているので、原作のスラスラ読めるテンポの良さと独特の軽いノリを既に知っている方はアニメ化の際に、少しヌルく感じたかもしれません。原作者の金田一先生は今も多くの作品を手がけている偉大な方ですが、まだお若い頃に描かれた作品ということでこの作品の妙な勢いが生まれたのかもしれません。続編のハレグゥよりも歯切れがいいです。この作品の魅力は登場人物のハレが奇妙かつ個性的な仲間たちに囲まれて苦労している際に、子供ながら妙に疲れた大人めいた発言をするところだと思っています。それこそが彼の魅力...この感想を読む
監督/水島努+シリーズ構成/横手美智子のタッグ作品
一見可愛い画なのに、実はシュールで奥の深いギャグアニメ原作は、金田一蓮十郎の20年程前の画の作品ですが、キャラがとても可愛いです。主人公のハレとグゥの掛け合いがツボにはまります。アニメには、男向け、女向けがありますが、これは男女どちらでも面白いし、好きなキャラができると思います。そして、ただのギャグだけじゃなくて、どこか闇を抱えているシュールなギャグがとても惹かれる要因だと思います。例えば、グゥは物語の最初に孤児として連れてこられており、グゥのしゃべる時は独特のホラー要素のあるBGMが後ろで流れます。また、時々グゥは美少女になり、二重人格な要素があったり、成長した女性になったり巨大化したり、腹の中に異世界がひろがっていたりと、存在・行動がミステリアス!それに、主人公ハレの家族には父親が最初はいません。後々の回で、ハレの学校の保険医がクライブが父親だったと判明します。母親のウェダが14歳の時に妊...この感想を読む