7th GARDENの評価
7th GARDENの感想
世の中の仮説にも迫ったいい感じの世界観
画が美しいので楽しい作者泉光さん。画、うまい。箱庭はまさにイギリスやオランダのような、ツタの絡みつく庭園のよう。カラーになるとより一層ヒカリが際立っている。まさにGARDENの名にふさわしいと思う。アウィンもイケメンであるし、ヴィーデも初回の美しき眠りのインパクトがすごかった。男の人がやっている三つ編みというのは、やはりなぜかそそるものがある。そして、気の強い女の苦しみの表情、悪魔(ヴィーデ)の状態と人間(マリア)の状態とのギャップがまた緊迫感を煽ってくるので胸が高鳴る。その後もキャラクターはどんどん加わってはいるが、美しさは劣らない。毎回画が楽しみな作品でもある。もちろん、物語の構成もおもしろい。かなり壮大ではあるが、7thGARDENの舞台は、神様の粛清とやらで簡単に人の命が奪われてしまう世界。その世界を取り返そうとする悪魔・ヴィーデと、自分の今の幸せを守ろうとするアウィンが結託し、「神」とされる...この感想を読む
何が真実なのかまったくわからない展開に踊らされる
美しすぎる登場人物かの有名な「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」を描いた泉光先生。その先生が描く美しき“箱庭”の世界。7thGARDENは神様の粛清に従うしかない人間が、悪魔と共にどう反旗を翻すのか?この狭い箱庭の中で、悪魔の力を手にした人間がいったい何を起こしてくれるのか?そんな始まり方をします。その道は正しき道ではないかもしれない。それでも自分の小さな世界を守ろうとするアウィン。彼の苦悩、憎しみ、葛藤、そして希望。その1つ1つがとてもリアルで、他人事ではない気持ちにさせてくれる、緊迫感を感じます。なんといっても、登場人物たちはかわいく美しい。アウィンのあの三つ編み、わざとなのでしょうが、かっこいい男子にこういうアクセントが加わっているとますますかっこいいですよね…。ヴィーデ(マリア)は、最初の登場の時のあのツタに捕らえられた美しさ…秀逸でした。そのあと胸がでかすぎてバランスおかしいとき...この感想を読む