サマーウォーズの感想一覧
アニメ「サマーウォーズ」についての感想が28件掲載中です。実際にアニメを観たレビュアーによる、独自の解釈や深い考察の加わった長文レビューを読んで、作品についての新たな発見や見解を見い出してみてはいかがでしょうか。なお、内容のネタバレや結末が含まれる感想もございますのでご注意ください。
田舎とCGのギャップが面白い!
内気な性格の高校生・健二は、あこがれの先輩・夏希に頼まれてバイトをすることになる。長野にある彼女の田舎へ一緒に向かった健二は、そこで婚約者のふりをすることに・・・『時をかける少女』で話題になった、細田守監督の新作アニメ。夏希の実家・陣内家が田舎にある壮大なお屋敷で、家を取り仕切る90歳の栄おばあちゃんは、政財界にすごい人脈がある大物・・・という古風なストーリーかと思いきや、CGをふんだんに使ったサイバー戦があったりと、現実世界と仮想世界のギャップが面白かったです。夏希の親戚の人たちが、個性的で田舎の人の付き合い方っていう感じがすごくよく出ていました。家族の温かいつながりが、観賞後心地よい作品だと思います。
日本の夏。
夏になると見たくなる作品ですね。田舎の夏の風景が画面からリアルに伝わってきます。小さい頃は私もおばあちゃん家で親戚がたくさん集まって過ごしていたのでその頃を思い出します。懐かしくてなんかいいなぁ~。。「ふとしたことから片田舎の大家族に仲間入りした天才数学少年が、突如世界を襲った危機に戦いを挑むことになる。」という突飛なストーリーながら、そこにうまいこと家族の絆が絡んで意外と違和感なく見れました。プロの声優ではなく俳優さんが声をあてているものってあんまり好きじゃないんですが、個人的には神木隆之介くん、すごくよかったと思います!
青春と茶番
高校生と大家族が力をあわせて世界をすくうとみるか、大家族のなかのひとりの考えが及ばなかったためにおきた問題をみんなで解決したとみるか。ストーリーの完成度は高い。映像も美しく、音楽もすばらしい。栄おばあちゃんは、結果的に自分が死ぬことでおじさんを連れ戻して世界をすくったんだなあ。ああいう大人になりたい。ああいう大家族はいろいろややこしいこともあるだろうけど、いいなあ、と思う。長野県のイメージがめちゃくちゃよくなった。ああいう仮想世界があればたのしいだろうなあ。仮想タウンは実際にいろいろあるけどあそこまで大規模だと全然ちがってくると思う。
田舎SF大家族。
それにしても夏の田舎ってどうしてこうも素敵なのか。そしてSF、というか仮想世界のOZの存在にとてもとても心惹かれます。いつかこういうの現実に存在することになりそうな。大家族総出でピンチの解決に当たる、というのはベタなようでいてもうベタじゃない、それこそファンタジーになりつつあることだと思ってしまって妙に憧れました。婆ちゃんがまた本当にかっこいいよ…! こんな生き方したい。無理だけど。基本的に、ジャケットデザインをちょっと見ただけでは予想しきれなかったことが満載でした。サウンドは踊る大捜査線でもその手腕を如何なく発揮していた松本晃彦。そしてエンディングは山下達郎「僕らの夏の夢」が泣かせてきます。一回見といて損はないと言っていい映画です。
爽快!
ストーリー展開が面白い作品です!キャラクター一人ひとり味が出ていて、登場人物が多いけれど、ごちゃごちゃにならずに楽しめる!神木隆之介さんがハマり役だなーと個人的に観てて思いました。少し設定が細かいので流して観てしまうと、「あれ?なんだっけw」となってしまうかもしれません。架空世界が舞台となっていて事件が起きていくんですが、それとはまた別に、家族の絆や温かさも感じることができて、最後泣いちゃいました。感動もできる作品だな、と思います。現代に合ったストーリーになっているので、子どもは勿論楽しめるし、ストーリーが深くてしっかりしているから、大人でも楽しめる!是非!
THE 夏アニメ映画
個人的に「となりのトトロ」と並び、夏になると見たくなるアニメです。内容も時代背景も全くもって違いますが・・・ ヒロインの夏希先輩がいいです!!!その夏希先輩からあんなバイトを受けることができた主人公がうらやましい!!作品の中で主人公の数学スキルが鍵になってきます。中盤以降は細田守監督が同じく制作に携わっている「劇場版 デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム」と内容が似ている部分があります。ぼくらのウォーゲームに -ファンタジー要素 +青春要素 =サマーウォーズといったところでしょうか。昔にその作品を見た方であれば懐かしく、初めて見る方は新しく感じることができると思います。
何だか、昔なつかしさを感じてしまう映画
あまり期待しないで観たのですが、すごく面白かったです。 近い将来こういうコンピューターに管理されて生きるようになるのかなあと思わされたのもありますが、それよりも何か人間模様になつかしくて温かさを感じて良い映画だったなと思いました。 一人一人のキャラに個性があって、みんなどこかお人好しというか憎めないというか、会話を聞いてると笑っちゃうんですよね。 カズマも生意気なんですけど、どこか子供らしくてこの大家族で育ったんだなあというのが伝わってきます。 この映画を通して、一人一人が少しずつ成長していって、それを見ている私も一緒に成長しているようなそんな感覚にもなります。 最後の、おばあちゃんの手紙には何か自分のおばあちゃんを思い出して泣いてしまいました。 ワビスケもおばあちゃんのこと大好きなんだなあというのがすごく伝わってきてそれもまた感動しました。 内容的には、ターミネーターのようでありま...この感想を読む
絆を強く感じた作品
1番最初にこの映画を観た時は内容を把握することがあまりできませんでした。「いい映画だから」と周りから勧められて何度か観てはいたのですが「素晴らしい!」というよりは人間の絆を強く感じた作品でした。あの田舎の美しい風景とOZという仮想空間の風景が自然とデジタルで相反するものなので作品のインパクトを大きくしているような気がしました。家族(一族)が集まって協力し合う姿、そしてその一族を纏めていたおばあさんが亡くなる時は何だか胸がギュっとなりました。何度も観ていくことで今までに見つけられなかった部分を見つけることができる作品のように感じます。まだまだこれからも機会があれば観ていきたいです。
家族の絆の重要さを感じられます
初めの印象は夏!!というイメージですね。ヒロインが田舎へ後輩を彼氏のふりをしてもらって一緒に連れて帰るところからメインは始まっていきます。印象は夏!田舎!!という感じでしょうか。ヒロインの田舎の家は大家族で主人公のケータイに入ってきた問題を答えろという内容のメールを主人公が答えてしまって大事件に巻き込まれてしまいます。大事件は世界中を巻きこんでしまうほどのものでそれにヒロインの大家族たちと主人公がどう立ち向かっていくのかという話です。立ち向かうことに対しても家族の絆が重要とされていてそれぞれの得意分野によって無理難題をどんどん越えていきます。それが見ていてテンションも上がってくるのでそのころにはハマってしまいました。みどころとしては、やはり花札です。ラストでの花札”こいこい”は見ものですよ!!
何度も観てほしい映画♪
最初はつまらないと感じた作品でした(笑)SFちっくな要素と言うか、「え?」みたいな感じで最初は観ていました。ただ、周りの友人が大絶賛しているものだから、「いやいや・・・」と思いながらもう一度観てみましたが、2回目は「あれ?おもしろいじゃん」というような見方をしていました。1回観たことあるのに、最後の方では感動もしてしまったりして・・・。そこから何回も夏になると観ている映画の一つになります。最初に観たときは、表面上だけ見て微妙な印象を持ったのかもしれないなと思います。何度も観ていると、その中身にこめられたメッセージだったり、団結力だったり、目標に向かう姿だったり色んな事を感じられるようになった作品です☆
感動間違いなし
細田守監督の長編アニメです。家族の暖かさが伝わる素晴らしい作品となっています。数学オリンピック日本代表になりそこねた男健二となつきとそれを取り巻く陣内家の夏の話となっています。陣内家はとてもにぎやかで見ていると心がほっこりするのは間違いなし!おばあちゃんが亡くなるシーンでは涙間違いなし!話の最後でラブマシーンと戦うシーンではドキドキすること間違いなし!作画も力が入っていて自然の美しさ、躍動感のある戦闘そのすべてが素晴らしい!きっと見ればこの良さがわかると思います!仕事や学校で疲れたときにはこの作品を見て疲れをとることをおすすめします!ぜひぜひご視聴してみてください!
夏休みっていいなぁ。
学生時代は、夏休みが来るのがとっても楽しみで、夏休みになると『この夏休みは何が起こるだろう』とワクワクしたものです♪ そんな夏休みに起こったとんでもない大事件をとってもハートフルに、そして現代的に描いたとっても素敵な作品です。『時をかける少女』の時から細田守監督の大ファンになりましたが、この作品も期待を裏切らず、CGとアニメのコラボもとっても絶妙で、終始ワクワクさせられっぱなしでした。PCの中でのバーチャル世界の戦いも見所のひとつですが、田舎の風景や、大家族での宴会、そして、最後は一族が団結していく姿なんかには、見ている方もそのメンバーの一員になったかのような気持ちになりました。 特に夏に見たい一作です☆
泣きました。
美人な先輩と、さえない後輩というベタな設定からですが、設定場所も、おばあちゃんの家で親戚一同集まってという田舎のノスタルジーがあります。最近、疲れ気味の方に良いかもですね。 しかも、さえない男が途中から徐々にかっこよくなり、最後にはチョーかっこいいのですが、映像は笑えるというお決まりコースです。誰でも人に負けない特技というのは大事なのだなと思いました。 篠原先輩は透明感あって良いですね。白いワンピースがとてもよく似合います。高校生の時ああいう先輩の、うなじとかって夢に出てきますよね。でも、本当にすごいのは婆ちゃんです。笑えるくらい偉大な人物でした。 人類及び一族の底力を見せてくれるのは、実に爽快でした。家族で見ても楽しいかったです。
夏休みのおばあちゃんち
「サマーウォーズ」は夏休みのおばあちゃんちを思い出させる田舎の風景が印象的です。細田監督の奥様の実家の長野を舞台に、奥様の親族がモデルとなっていろいろな設定がなされたということで、人物にリアリティがあって、血が通っている感じがしました。麦茶飲んでスイカでも食べて、夜になったら神社の夏祭りに行って、そんな光景が思い浮かびますが、そんな田舎の実家で繰り広げられるサイバー戦争・・そのギャップが面白いです。肝心のサイバー戦争にあまりピンとこなかったので、そこまで評価は高くないのですが、私のようなアナログ人間でも見る価値はある映画だと思います。最近はテレビなどでも放送するようになり、夏の風物詩となる日も近いかも。
感動しました
素晴らしいです。夏になると見返したくなる作品です。青春、家族、感動。色々なものが詰まっていて、安心して家族で見れる映画です。デジモン映画をまだ子供の頃に見ていたため、「あれ?デジャヴ?パクリ!?」と一瞬思ったのですが、同じ監督の作品だったんですねw絵柄も当時と変わらず独特で、独自の世界観がよく出てます。影がない作画方法に少しの違和感は覚えましたが、見ているうちに慣れていきました。自分としては影ありも見てみたいですが。面白い作品だったことに変わりはないのですが、やはり最初に見た方のデジモンの衝撃が大きかったし、個人的にはデジモンの方が好きです。この作品が好きで、デジモンの方を見たことがない方は、是非あちらの方も一度見てみてもらいたいです。
これを良いと言わないと白い目で見られる風潮
べつに全然嫌いじゃないんです。いい作品なんだとわかります。でもそんなに好きじゃないんだよね...面白くない。でもそうやっていうとなんとなく(家族モノだからか)ひとでなしっぽく思われるのがつらいです。仕方ないだろ...。ちょっと設定があざとい。大家族で、でも戦うのは現代の象徴であるネットのアレで、人の善意をちょっとずつ集めればそれに勝ててって。時をかける少女はすごい好きだったから、細田さんがサマーウォーズとかおおかみこどもの路線に行っちゃったのが残念で仕方ないです。もっと時かけみたいに半径が狭い世界の話をやったほうが合っているのに、わざわざすごく広い世界の話をしようとしている。まあ大家族とか、インターネットとか、育児とか、自然と人間とかやったほうが、高校生の恋愛よりは評価されるんだろうけど。というか、デジモンのぼくらのウォーゲームのほうがほんとに出来がよかったんだよ。小学生の頃見て感動したんだ...この感想を読む
ゲームの中の戦争
夏といえば恋、思い出です。そんなひと夏の甘い思いを感じさせてくれる、又は思い出させてくれるそんなアニメです。小磯健二と篠原夏希はある戦争ゲームを介して物語を彩ってくれます。最初は恋人のふり、それがやがて・・・男性、女性に限らず全ての人に見て欲しいです。協力する事でなんにでも立ち向かえるそんな気持ちを感じさせてくれます。グラフィックはエヴァ好きの人なら文句ないと思いますが・・・そうでない人も大丈夫です。アニメとは感じないリアルさを出した人や背景は見た人の目を引き寄せます最後まで、展開がどんどん変わりますので、見ていて飽きないです。退屈もしません。是非、サマーウォーズを楽しみましょう!
こいこいっ!
サマーウォーズは何回観ても全然飽きないです。自分は長野県に住んでるんですが、サマーウォーズが好きすぎて上田市まで聖地巡礼してきてしまったぐらい好きです。サーマーウォーズの田舎の雰囲気はとても上手に表現されていると思います。主人公の数学の能力が引いちゃうぐらいに凄まじいです。インターネット上の仮想世界OZで主人公がアバターを乗っ取られて様々なトラブルに巻き込まれますが先輩の親族達と協力して花札で戦うシーンがとても素晴らしかった。アニメーションが綺麗すぎて鳥肌が立ちました。登場人物がけっこう多いですがみんな個性的な人ばかりです。面白いアニメなのでぜひ観てください。
誰が見ても楽しめる作品
とても見やすく万人受けする作品で良い意味で誰が見ても楽しめる作品だと思います。田舎や大家族という現実世界とアバター等の最先端のネット世界というギャップのある2つの世界が同時進行で進んでいくのが見ていて面白い。例えば、ネット世界でうまくいっていたのに現実世界でパソコンがオーバーヒートしちゃって負けちゃったとか物語がうまくつながっていると思います。舞台は田舎の大家族の家の中だけでほぼストーリーが進行していくのですが、やっていることは世界を救うほどの大事件というところでも大きなギャップを感じます。この2つのギャップがストーリーを面白くしていると思います。キャラクターも個性的なキャラが多くて家族という感じがするので見ていて楽しいと思います。
ネットでも現実でも繋がりが大事ってことかな?
低評価をつけるつもりはないんですが、改めて星をつけるとそんなに高くならなかったなぁと。ネット世界での混乱が現実世界に及ぼす混乱とそれに立ち向かう家族の絆を軸にしているんですが、実際もうネットと現実はかなり密接に関係していると感じるし、このアニメの中ほどではないにしろネット世界での混乱が現実世界に影響し合っていることは確かなのかなぁと思います。後半、おばあちゃんが知り合いの人たちに片っ端から電話をかけて叱咤激励していくシーン。結局ネットを介さなくても人と人とのつながりという意味でのネットワークが世界を動かしていて、現実世界がネット世界にも影響を与えた、結局全部相互関係、繋がっているんだなぁと思わされる作品でした。あとはもうちょっと主人公とヒロインのお話がしっかり絡んでくれると面白かったのになぁと思う。