人狼 JIN-ROHのあらすじ・作品解説
『人狼JIN-ROH』は、2000年6月3日にバンダイビジュアルとメディア・ボックスの配給で公開されたアニメ映画である。監督は押井守が務め、アニメーション制作はProduction I.Gが行った。 このアニメ映画は、第54回毎日映画コンクールのアニメーション賞、ファンタスポルト1999の最優秀アニメーション賞および審査員特別大賞、第5回アニメーション神戸の個人賞といった賞を受賞するなど高い評価を受けている作品である。 『人狼JIN-ROH』は、パラレルワールドの日本を舞台にしている。この世界で行われた第二次世界大戦では、日本はイギリスと共に枢軸国と戦い、敗戦国になった。その後日本はドイツの占領統治下にあったが、何とかその状況から抜け出し、国際社会に復帰しようとしていた。だが、そのために強行された経済政策は、失業や凶悪犯罪を促したのである。 主人公は、反政府勢力を鎮圧するために結成された治安部隊に所属する伏一貴である。彼は、地下水路に潜伏している反政府組織の捜索中にショッキングな事件に遭遇する。
人狼 JIN-ROHの評価
人狼 JIN-ROHの感想
リメイクされた赤ずきん
音楽や作画のこだわり音楽の強弱、そして作画では特に人間の感情表現が独特で細かいですね。また背景においても、街中の転がってるゴミまで再現されていました。ものすごく描写が細かくて、戦後の貧しい日本が時代背景になっていました。実写の映画作品よりリアリティーがありました。登場する武装類だけが、妙に現代チックなものが使用されています。暗視カメラや兵士が装備してる銃装備デザイン、そしてプロテクターなど、とても時代背景とミスマッチに感じました。恐らく、製作スタッフは意図的にそうしているのだろう、と思います。単純にそっちの方がカッコ良かったからなのでしょうか。昔なのか現代なのか、最初はよく把握できなかったです。またテロリストVS警察・防衛組織の図式で物語が展開していくのか、と思えば、身内同士の内輪モメが主な展開でした。警察・防衛組織の中でのメンツや権力争いを描いていましたね。想像していた内容と、全然違っ...この感想を読む