雲のように風のようにのあらすじ・作品解説
雲のように風のようには、1990年3月21日に日本テレビ系で放送された酒見賢一の後宮小説を原作としたアニメ作品である。原作は日本ファンタジーノベル大賞の第1回大賞受賞作で、三井不動産販売株式会社の創立20周年記念事業の一環として制作・放映された。 キャラクターデザインはスタジオジブリのアニメ映画でキャラクターデザインを手がけていた近藤勝也などの著名なスタッフが手がけている。 この作品は、西暦1600年頃の架空の中華風の国が舞台。新皇帝の妃候補が全国から集められている中、妃候補の看板を目にした田舎娘の銀河は、妃は読書や勉強が出来て三食昼寝つきの楽しいところという勝手な思い込みから妃候補に志願する。貴族の考えとは無縁な田舎娘だった銀河は、その性格と純真さに加えて成績優秀なことで見事に妃の座に着くが、国内で反乱軍の暴動が起こってしまう。そんな反乱軍と戦うために銀河は女性たちで後宮軍を結成し立ち向っていくという、愛する皇帝を守るために戦う少女銀河の物語である。
雲のように風のようにの評価
雲のように風のようにの感想
強い女の子のファンタジー
この長編アニメは私が子供の頃放送されたもので、大人になってから見返したり、原作をよんだものです。まず、アニメと原作はだいぶ違います。過激な表現やグロテスクなもの、虐殺などの様子らは省かれています。大人から子供までが見れるアニメ。として映像化されたものです。物語は素乾国という架空の国で皇帝が亡くなったことから始まります。アニメでは触れていませんが、皇帝の死因は腹上死(性行為中に亡くなる)。この説明も子供むけではないためかにカットされていました。皇帝がなくなり、次の皇帝となる皇太子を義母である皇后が生命を狙う。味方の宦官たちが皇帝として早く即位させるために、宮女狩りを行うのです。それに応募してきたのがヒロイン銀河。彼女は後宮に行き、女大学で学びながら友情と知性を育んでいきます。そして銀正妃となるのです。皇帝となったコリューンは皇太后から生命を狙われながらまた、反乱軍との戦争が始まり、逃げ出し...この感想を読む
感動的な大河ドラマです!
酒見賢一 原作のファンタジー、「後宮小説」をアニメ化した作品。17世紀中国の架空の王朝を舞台に、三食昼寝つきに惹かれて皇帝の妃を目指す少女、銀河の後宮での生活を描いています。まず、銀河のキャラクターがとても良い!マイペースで、地味なんだけれどどこか可愛らしく、素直。疑問に思ったことはなんでも口にしてしまうところも面白いです。彼女を正妃に選んだ皇帝は見る目があったということでしょう。ただ、その分彼との別れのエピソードは悲しかったです・・・後宮に集まった妃候補の女の子たちや先生など、脇役も味があって良いキャラクターばかり。割と短い時間なのに、大河ドラマのように色々なエピソードが盛り込まれていて、非常に上手くまとめられています。見応えのある作品です。
銀河とコリューンが素敵
小さい時にテレビ放送されていたのを録画して、何度も何度も繰り返し観た記憶があります。「三食昼寝付き」という言葉につられて妃になるために後宮に入る銀河。とっても明るくて素直でかわいらしい。そんな銀河に惹かれたのが、身内から命を狙われる新皇帝のコリューン。女性的で美しく、孤独な皇帝です。この二人の関係がとても好きで覚えています。友達のような兄妹のような同志のような関係で、最後まで夫婦らしい姿になることはなかったけれど、コリューンがリラックスして笑顔でいたシーンが印象的で。特に皇帝と正妃として二人が対面するシーン、馬小屋での別れのシーンが悲しいけれど特に印象的でした。他のキャラたちも魅力的で、大人になった今でもふと見たくなる瞬間があります。
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