怪談レストランのあらすじ・作品解説
怪談レストランは、テレビ朝日系列で2009年10月13日から2010年6月8日にかけて放映されていたテレビアニメである。 童心社が1996年より刊行している同タイトルの児童文学書シリーズを原作として、東映アニメーションによって制作が行なわれた本作は、全23話構成で、1話あたりに2作から3作ほどの短編をオムニバス形式で放送して行く手法を採用していた。 タイトルにレストランとあるように、本作では前述した短編の怪談をそれぞれ「前菜・メイン・デザート」といった具合にカテゴリ分けしており、劇中ではそれらを、主人公の少女「大空アコ」とそのクラスメイトたちが、身の周りで起こった奇妙な出来事として語っていくという形で話が進行し、幕間には1人の人物が話を終える毎にロウソクの火を消す百物語のような演出や、原作の顔であり物語のメインナビゲーターとなる「お化けギャルソン」をはじめとしたキャラクターたちによる寸劇が挿入されるなど、毎回バラエティに富んだ構成が行なわていたことで話題になっていた。
怪談レストランの評価
怪談レストランの感想
子供のころの恐怖と今の恐怖
児童文学の母・松谷みよ子氏が生んだ「怪談レストラン」。原作では様々な物語が紡がれ、バッドエンドに終わるか、後味の悪いままで終わり子供の恐怖をあおるような内容だったが、アニメ版では比較的ハッピーエンドという形で終わる話もあった。しかし、やはり原作の恐怖を忠実に表現した話もある。アニメ版では主要キャラは可愛らしいため、見るこちら側としてもとても良いものであったが、一時期エンディングでそれらを完璧に無視して恐怖を倍増するような演出が施された時期もあった。通常は踊りを踊るお化けたち、最後に海で溺れた闇のギャルソン(お化けギャルソンの過去の姿という設定になっている。)の元へ歩く主人公・アコの微笑みのシーンで終わるが、その時だけは何かが違った。ンディングテーマがそのまま流れ、怖い話が紡がれ、終わりと共にその話の恐怖場面を切り取って放送終了という心臓に悪い方法であった。夜に一人見るには十分すぎるほど...この感想を読む
怪談レストランの登場キャラクター
大空アコ
よみがな:おおぞら アコ ニックネーム:アンコ 所属:山桜小学校6年生 性格:地味で控えめ。好奇心旺盛で真実を確かめずにはいられない性格。 特徴:赤いフレームの逆ナイロールの眼鏡と太い眉毛が特徴。 趣味:ボーダー柄のシャツやかぼちゃパンツなど昭和ルックのファッションを好む。 物語上での目的:主人公にし...